- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県対馬市
- 広報紙名 : 広報つしま 令和7年8月号
■守り・伝え・つないでいく
観光そのものが目的になってしまうと、気づかないうちに地域や大切な資源が疲弊していくことがあります。今「観光」を、対馬の自然や産業、そして暮らしを守り「未来へとつないでいくための手段」として見つめ直し、生かしていく取り組みが動き出しています。
▽守る
観光の力で農業や漁業などの地域の仕事を元気にし、そこに暮らす人たちの穏やかな生活も守っていきます。自然と暮らしの両方を大切にした、持続可能な地域づくりを目指します。
▽伝える
対馬の魅力をしっかり伝えるガイド(インタープリター)を育て、訪れた人の心を動かすような案内を行います。また、市民の皆さんにも改めて対馬の価値を伝え「この島に住んでいてよかった」と思える誇りを育てます。
▽つないでいく
訪れた人と地域の人がつながり、また訪れたくなる関係をつくります。観光を通じて、地域の課題に気づき、解決へのヒントを一緒に考えていく。そんな“関わりのある観光”が、地域を少しずつ元気にしていきます。
対馬市エコツーリズム推進協議会では、対馬が抱える課題を5つの部会に振り分けて、解決に向けた具体的な取り組み(地域への聞き取り、ルール策定、環境パトロールなど)を行っていきます。
「対馬市エコツーリズム推進協議会の詳しい情報はこちらから(本紙PDF版7ページ参照)」
問い合わせ:対馬市エコツーリズム推進協議会
【電話】0920-85-1755
■大地は、先祖から譲り受けたのではなく、我々の子孫から借りているのだ。
アメリカの先住民族の教えにある言葉です。対馬の豊かな大地を、より豊かな状態で私たちの子孫へ返すことができるように、今を生きる対馬の皆さんだけでなく、対馬に関心を寄せるすべての人の力を借りながら、取り組みを加速させていきます。