健康 健康うんぜん21計画(NEWS21)

■受動喫煙が原因で年間15,000人(推計)が死亡!?
~5月31日は「世界禁煙デー」、5月31日~6月6日は「禁煙週間」~

5月31日は、WHO(世界保健機関)により定められた、「世界禁煙デー」です。また、厚生労働省では、毎年5月31日~6月6日を「禁煙週間」と定めています。
受動喫煙によって、たばこを吸わない人の健康が損なわれることも問題となっています。
この機会に、自分のために、周りのために、たばこや禁煙について考えてみませんか?

《受動喫煙とは》
たばこを吸っていないのに、たばこの煙(副流煙と呼出煙)を吸わされてしまうこと。
喫煙者が吸っている煙(主流煙)だけではなく、たばこから立ち上る煙(副流煙)や喫煙者が吐き出す煙(呼出煙)にも、一酸化炭素やニコチンなどの多くの有害物質が含まれています。

〈呼出煙(こしゅつえん)〉
喫煙者が吐き出す煙のこと

〈副流煙(ふくりゅうえん)〉
火の着いたたばこの先端から立ち上る煙のこと

〈主流煙(しゅりゅうえん)〉
喫煙者が吸い込む煙のこと

◇副流煙に含まれる有害物質

“副流煙”は主流煙と比べて、有害物質の濃度が高くなっています。

《受動喫煙と病気》
受動喫煙と様々な病気の関係が明らかになっています。
○脳卒中
▽乳がん
○肺がん
▽喘息
▽慢性閉そく性肺疾患(COPD)
▽鼻腔・副鼻腔がん
○虚血性心疾患
(心筋梗塞・狭心症)
○乳幼児突然死症候群
※○は受動喫煙と関係が確実な病気

◇受動喫煙によりリスクが高まる病気
・脳卒中:1.3倍
・肺がん:1.3倍
・虚血性心疾患:1.2倍
・乳幼児突然死症候群:4.7倍
※受動喫煙を受けていない人を「1」とする

年間約15,000人が受動喫煙を受けなければ、これらの4つの疾患で死亡せずに済んだと推計されています。
(出典:厚生労働省)

《禁煙治療》
受動喫煙を防ぐには“禁煙”が一番!
禁煙治療とは、ある一定の基準を満たした喫煙者に対して行われるもので、保険適応となります。
禁煙治療では、薬を使うだけでなく、専門家から禁煙アドバイスをもらえるため、自力での禁煙と比べてより無理なく確実に禁煙できます。

「禁煙治療での禁煙成功率は7~8割」

※長崎県内の禁煙支援医療機関は本紙13ページのQRコードよりご覧ください

《禁煙のメリット》
禁煙を始めるのに遅すぎることはありません!!
◇健康面への影響

◇健康面以外への影響
・たばこ代に使っていたお金が貯金できる/自分の小遣いになる
・周囲への気遣いをしなくて済み、ストレスが減る
・味覚が戻り、食事がおいしく感じられる
・「たばこ臭い」と言われなくなる
・目覚めがよくなる
・禁煙を通して、自分に自信がつく

問合せ:健康づくり課
【電話】0957-47-7876