くらし 令和7年度の新上五島町の一般会計予算規模は169.4億円です。

■町民1人あたりの予算額…101万8,285円
※人口16,636人(令和7年1月末現在)

▽歳入の状況

自主財源:自主的に調達できる財源(35.6億円)
依存財源:国または県からの交付金や金融機関からの借入金等(133.8億円)

▽歳出(性質別)の状況

義務的経費:支出することが制度的に義務づけられている経費(64億円)
任意的経費:町が任意に支出できる経費(105.4億円)

■まちづくりの基盤となる三本柱の推進「しごとを創る」・「ひとを育てる」・「まちを守る」
新上五島町の令和7年度の一般会計当初予算総額は169億4,019万5千円で、前年度より27億7,739万6千円(14.1%)の減となっており、まちづくりの基盤となる「しごとを創る(産業・雇用)」、「ひとを育てる(教育・文化)」、「まちを守る(生活・環境)」の三本柱を政策の基本とした予算となっています。減の要因としては、合併特例債発行終了に伴う普通建設事業費の減が挙げられます。主な事業としては、町民が安全・安心に住み続けられるよう、生活環境の向上を目指し、「一般廃棄物処理施設」や「公営住宅」の整備を引き続き実施すると共に、近年多発している台風、豪雨災害などの災害に強いまちづくりを推進するため、国土強靭化地域計画に基づき、インフラ整備に取り組んでいきます。
歳入予算は、地方交付税や国・県からの補助金などの依存財源に頼らざるを得ない脆弱な財政基盤ではありますが、財政運営の適正化を念頭に置きながら、各種施策に取り組んでいきます。

■地方債(借金)の残高
令和7年度末の地方債残高は、約217億円となる見込みで、借入金の返済費用となる公債費は歳出予算全体の10%を占めており厳しい財政状況ではありますが、継続的な繰上償還を実施するなど将来を見据えた財政運営に努めていきます。

■基金(貯金)の残高
令和7年度末の基金残高は、約110億円となる見込みで、人口減少等による今後更なる町税等の自主財源の減少、交付税の縮減等を見据え、また、近年頻発する自然災害や感染症対策に備えるため、不要な取り崩しは行わないよう財政運営に努めていきます。

■各会計の予算
特別会計とは、特定の収入をもって特定の支出に充てるため、一般会計と区別して経理する必要がある場合に設けられる会計をいいます。また、水道事業会計は地方公営企業法によって定められた特別な会計方法である公営企業会計を採用しています。

(単位/千円)

※1 水道事業会計の予算額は、収益的支出と資本的支出を合算した額を計上。

問合せ:財政課財政班
【電話】53-1167