- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県熊本市
- 広報紙名 : くまもと市政だより 2025年5月号 Vol.925
上質な生活都市の実現に向けて、令和7年度アクションプランにおける3つの重点事項((1)慢性的な交通渋滞の解消、(2)半導体関連企業の熊本進出に伴う諸課題への対応、(3)総合的なこども施策の推進)と、第8次総合計画における8つのビジョンを柱に予算を編成しました。
◆予算の概要
令和7年度一般会計当初予算規模は、4,193億円で、前年度比179億円の増(伸び率+4.5%)。
※過去最大の予算規模。
・歳入(一般会計)予算の内訳(単位:億円)
・歳出(一般会計)予算(目的別)の内訳(単位:億円)
・当初予算の比較
※四捨五入の関係で、足し上げた数値の合計や差し引きの数値が一致しない場合がある。
一般会計:福祉、教育、道路・公園整備など、市の基本的な経費を経理する会計
特別会計:特定の事業を行うために、特定の歳入・歳出を一般会計と区別して経理する会計
企業会計:原則、民間企業と同じように、サービスの提供で収益を上げ、その利益で経費が賄われる会計
◆予算の重点事項と主な取り組み ※令和6年度2月補正予算計上分を含む。
(1)慢性的な交通渋滞の解消(112億円)
・熊本西環状道路の整備推進(57億400万円)
都市圏内外の人流・物流、災害時活動を支援するため、「池上工区」および「池上インター線」の令和7年度開通に向けた工事や「砂原工区」の用地取得等を行い早期開通に向けて整備を推進。
・交通需要のマネジメント(2,770万円)
基幹公共交通軸の一つである長嶺方面(産業道路~国体道路)におけるバス走行環境の改善や、交通量分散による交通渋滞の緩和を図るための現況調査等、JR南熊本駅と中心市街地を結ぶ南熊本快速バスの実証実験を実施します。
(2)半導体関連企業の進出に伴う施策(11億円)
・地下水かん養の推進(1億233万円)
くまもと地下水財団への負担金や白川中流域において水田湛水(たんすい)を行う農家に対する助成金の交付により、熊本地域の住民・事業者・行政との協働による地下水保全の取り組みを推進。
・海外への食の魅力発信(1,600万円)
半導体関連企業の熊本進出を契機として、輸出を目指す生産者等の台湾・アメリカをターゲットとした販路拡大・プロモーションを支援。
(3)総合的なこども施策の推進(688億円)
・こども誰でも通園制度の実施(5,290万円)
生後6か月〜2歳のこどもなら誰でも、親の就労状況等に関わらず、月10時間を上限に保育施設を利用できる制度を実施。
・結婚支援センターの運営(3,300万円)
結婚を希望する全ての方に多様な出会いの機会を提供するため、 12の近隣市町村と共同で「くまもと出会いサポートセンター“Kumarry(クマリー)”」を運営し、安全性・信頼性の確保された、安心な結婚支援サービスを提供。
・安心できるこどもの居場所の確保(2,680万円)
安心・安全な居場所を提供し、こどもや家庭が抱える課題に対し包括的に支援。
問い合わせ:財政課
【電話】096-328-2085