くらし 水辺の動植物園 動植物園だより vol.62

◆肥後芍薬(ひごしゃくやく)、肥後花菖蒲(ひごはなしょうぶ)が咲(さ)きます
4月(がつ)下旬(げじゅん)から5月(がつ)上旬(じょうじゅん)にかけて、園内(えんない)の肥後芍薬(ひごしゃくやく)(9品種(ひんしゅ)、41株(かぶ))と肥後花菖蒲(ひごはなしょうぶ)(20品種(ひんしゅ)、116株(かぶ))が開花(かいか)の時期(じき)を迎(むか)えます。咲(さ)いている期間(きかん)は2週間(しゅうかん)程度(ていど)と短(みじか)く、さらに気温(きおん)や雨(あめ)などの気象条件(きしょうじょうけん)によって前後(ぜんご)にずれたり、期間(きかん)が短(みじか)くなったりしてしまうので、機会(きかい)を逃(のが)さずに見(み)に来(き)ていただければと思(おも)います。肥後芍薬(ひごしゃくやく)は一重咲(ひとえざざき)の大輪(たいりん)で、あざやかな黄色(きいろ)のおしべが100~200本(ほん)とたくさんつき、中心(ちゅうしん)で盛(も)り上(あ)がるのが特徴(とくちょう)です。肥後花菖蒲(ひごはなしょうぶ)は紅(べに)、白(しろ)、紺(こん)、紫(むらさき)色(いろ)などの花(はな)色(いろ)の、花芯(かしん)が立(た)って形(かたち)の整(ととの)った、大(おお)きな花(はな)を咲(さ)かせます。熊本市(くまもとし)動植物園(どうしょくぶつえん)では、肥後六花(ひごろっか)のうち、肥後芍薬(ひごしゃくやく)、肥後花菖蒲(ひごはなしょうぶ)、肥後椿(ひごつばき)と肥後山茶花(ひごさざんか)の4種類(しゅるい)を展示(てんじ)しており、椿(つばき)は3月(がつ)ごろ、山茶花(さざんか)は12月(がつ)ごろが見頃(みごろ)です。

緑(みどり)の相談所(そうだんじょ)