くらし 人輝く 人権尊重の都市(まち) やまが「人権啓発便り」第53号

■高校生へ『固定的性別役割分担意識※』に関するワークショップを行いました!
山鹿市では、家庭や地域、職場、学校などあらゆる場面において、誰もが性別にかかわりなく自分らしく活躍する男女共同参画社会を実現するため、さまざまな事業に取り組んでいます。
7月11日に城北高等学校看護専攻科の地域・在宅看護論実習の一環として、男女共同参画のワークショップを行いました。この実習は、将来看護師を目指す生徒たちが、地域の人たちの健康と暮らしを継続的に支援するための看護の基礎として、女性が日常的に抱えている問題や相談窓口について学ぶことを目的に実施されており、看護専攻科1年生の30人が市職員から説明を受けました。
まず、福祉課から、困難な問題を抱える女性への支援と相談窓口について説明があり、生徒の皆さんは、頻繁にメモを取りながら、真剣な表情で職員の話に耳を傾けていました。
次に、男女共同参画推進室から、男女共同参画社会の必要性などの説明をした後、固定的性別役割分担意識について、これまでに経験したことや解消するために必要なことをグループで話し合ってもらいました。
※(例:男性は仕事、女性は家事・育児)のように性別によって役割を固定化する考え方

◆固定的性別役割分担意識について…高校生の意見
○これまで経験したこと
・女の子は料理ができたほうがいいと言われた
・男子は力仕事の時に必ず呼ばれる
・女性のほうが小食と思われがち
・女の子はおしとやかに行儀よくと言われた
・女子に対する誉め言葉はだいたい「かわいい」

○解消するためには…
・性別ではなく能力でみる
・男女の差を無くす絵本を作る
・会社の男女比を半分にする
・小さいころから男子にも女子にも家事をさせる
・思いやりが大切!

問合せ:人権啓発課
【電話】43-1199