文化 《守り継がれる》無形民俗文化財(9)

■玉祥寺このみやおどり
春日神社(玉祥寺)の例祭前夜の2月27日に、新春を迎え豊作を祈願するために同神社の拝殿で行われる踊りです。
「このみや」の意味や由来、起源などについては定かではありませんが、今からおよそ560年前、春日神社創建時から伝わる神事といわれています。
どてらに編み笠をかぶり、腰に頭陀袋、背中には杵を背負った奇妙な格好の御大将2人が見守る前で、手ぬぐいをかぶったたすきがけの女装の男衆2人が、太鼓を叩きながら歌に合わせて踊ります。歌はもともと菊池氏の狩りの歌だったものが、農民の歌に変化したともいわれます。
明治27年頃までは飾り笠を被った子どもの踊り手も御大将とともに集落全戸を巡って踊っていたそうです。また、太鼓のばちも現在は普通のばちですが、昔は小刀の柄の部分で叩いていたと伝えられています。
今年も2月27日(木)午後7時ごろから行われる予定です。

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