- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県菊池市
- 広報紙名 : 広報きくち 令和7年7月号
江頭市政の4期目がスタートしました。ふるさと菊池市の重要な局面を迎えた今こそ、共に力を結集して、子どもたちの未来を創るため、江頭市長が所信を語ります。
先の菊池市長選挙におきまして、多くの市民の皆さまのご支援をいただき、引き続き4期目の市政を担わせていただくこととなりました。改めてその責任の重さを胸に刻み、市民の皆さまの期待と信頼に応えられるよう、ふるさと菊池市の発展に全力で取り組んでまいります。
さて、これまでの3期12年の間、庁舎問題や産廃処理場の閉鎖、一般ごみ処理施設問題など、さまざまな重要課題に直面しながらも、関係者の皆さまと一つずつ解決を図ってまいりました。また、熊本地震やコロナ禍という予想もしない困難が襲い掛かりましたが、市民の皆さまの団結力で何とかこれらを乗り越えることができました。
近年においては、TSMCの進出を契機に、大規模工場の開発や住宅建設の急増など、本市を取り巻く状況も急速に変化しております。
一方で優良な農地を確保しつつ、中長期的に農・商・工のバランスの取れた発展のためには、この数年は将来の市の発展を決めかねない重要な時期です。これまでコロナ禍の中で多くの制約を受けてきましたが、今後はさまざまな施策を実行していく時期が到来していると考えております。
4期目の市政では、まず、まちづくりの将来像の実現に向けて、総合的かつ計画的に展開していくための指針としての「第3次菊池市総合計画後期基本計画」を策定します。
この中で、「住宅・人口増」、「にぎわいづくり・経済の活性化」、「教育と人づくり」の3つのテーマを重点に置き、施策を進めてまいります。計画には、この3つの重点テーマを含む8つのマニフェストを盛り込み、子どもたちの世代に大きな果実をもたらすことを究極の目標として、着実に実行してまいります。
これまで準備してきたものが花を開き始めています。これからしばらくの私たちの努力が、今後長い間にわたり、子どもたちの世代に安定的に大きな果実をもたらすことが、私の究極の目標です。
ふるさと菊池市の重要な局面を迎えた今こそ、力を結集して、子どもたちの未来を創りあげるとともに、誰もが安心して安全に暮らせる『癒(いや)しの里きくち』の実現に取り組んでまいります。
菊池市長 江頭 実