- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県宇土市
- 広報紙名 : 広報うと 令和7年6月号
■6月4日から10日は「歯と口の健康週間」です
歯・口の健康は生活の質の向上につながります。乳歯のむし歯は永久歯に影響を与えるため、幼児期からのむし歯予防がとても重要になります。
◇乳歯は永久歯に比べてむし歯になりやすい!
乳歯は永久歯よりも歯のエナメル質が薄く柔らかいことや幼児は自分で十分に歯磨きができないこと、間食が多いことなど多くの要因が重なり合ってむし歯ができてしまいます。
◇乳歯のむし歯の特徴
(1)色が白く、見た目での変化がわかりにくい
永久歯のむし歯は、茶色や黒色に変化するため、見た目でもわかりやすい。
(2)痛みが分かりにくい
永久歯の場合、むし歯が進行すると痛みが発生しやすい。
幼児は痛みの感覚が十分に発達していないため、痛みに気づきにくい。
(3)神経までの到達が早い
乳歯を形成しているエナメル質は、永久歯に比べ薄く柔らかい。
そのため、むし歯になるとエナメル質が溶かされ、すぐに神経に到達してしまう。
◇むし歯を予防するためには
(1)仕上げ磨きをしよう
小学校高学年ごろまで保護者による仕上げ磨きを推奨しています。フロスを併用することで細かい部分の汚れを除去することができます。また、フッ化物配合歯磨き剤を活用しましょう。
フッ化物配合歯磨き剤の使用目安
・0~2歳…米粒程度(1~2mm程度)
・3~5歳…グリーンピース程度(5mm程度)
・6歳~成人…1.5cm~2.0cm程度
フッ化物の働き
・歯の質を丈夫にする
・歯を修復する
・口の中の細菌の働きを弱める
(2)歯科医院に行こう
1歳の誕生日をめどに年に2~4回、歯科医院に行きましょう。むし歯のチェックだけでなく、フッ化物を塗布してもらうことで、強い歯を作ることができます。乳歯のむし歯は気づかない間に進行することもあります。早期に発見し、治療することが大切です。
(3)規則正しい食生活にしよう
お菓子やジュースはだらだら食べずに決まった時間に食べましょう。また、糖分の取りすぎに注意しましょう。
◇~仕上げ磨きのポイント~寝かせ磨きがおすすめ!
・歯ブラシは鉛筆もちで1本ずつくるくると小刻みに磨く
・歯茎を傷つけない力は150~200g
・上唇の裏の筋(下図)は当たると痛いので、人さし指でガードしましょう
特に歯と歯の間や奥歯の溝にむし歯ができやすいです!
問合せ:健康づくり課 母子保健係
【電話】27-4428