くらし
「大王(だいおう)のひつぎ実験航海」から 20 年“古代と海への挑戦”を振り返る(1)
■一五〇〇年前の石棺輸送の謎に挑んだプロジェクト ◇「大王のひつぎ実験航海」とは 今から一五〇〇年前の古墳時代、宇土・網津産の馬門石(まかどいし)で造られた石棺は、どうやって、どのようなルートで近畿地方の大王(天皇の古い名称)を含む有力豪族の「ひつぎ」として長距離輸送されたのか。 その謎に挑むため、今から二〇年前の夏に行われた「大王のひつぎ実験航海」。延べ七四〇人の漕ぎ手が参加し、宇土‐大阪間の海...