くらし シリーズ私たちと人権107

■誰にでもありうる無意識の思い込み~アンコンシャス・バイアス~
◇『アンコンシャス・バイアス』とは
日本語で「無意識の思い込み」などと表現され、誰にでもありうるものです。例えば、こんな風に思ったことはありませんか?
・「女性に理系の進路(学校・職業)は向いていない」
・「仕事より育児を優先する男性は仕事へのやる気が低い」
・「性別による向き、不向きがある」
これらは全て、数多くあるアンコンシャス・バイアスの一部です。

◇『アンコンシャス・バイアス』に気付くことから
こうした思い込みは、日常にあふれていて、完全に払拭するのは難しいかもしれません。しかし、気付かないままでいると、自分や周りの人の可能性を狭めてしまったり、誰かを傷つけてしまったりする場合があります。まずは「アンコンシャス・バイアスに気付こう!」と心がけてみてください。

■今すぐできる!アンコンシャス・バイアスを減らす3つのポイント
一人ひとりがアンコンシャス・バイアスに向き合わなければ、個人には成長機会の損失、社会や組織にはコンプライアンス違反といったネガティブな影響が出てしまう可能性があります。
次の3つのポイントを意識してみましょう。

◇Point1 「べき」「普通は…」に注意!
「べきだ」といった押し付けの言葉や「普通は…」といった決めつけの言葉が出たら、立ち止まって考えてみましょう。

◇Point2 相手の「サイン」を見逃さない
家族や友人、同僚と話しているときに、急に相手の表情が曇ったり、声のトーンが変わったりしたことはありませんか?そんなときは、自身のアンコンシャス・バイアスから出た言動で相手を傷つけたのではないかと振り返ってみてください。

◇Point3 常に自分に問いかける
先にも説明したとおり、アンコンシャス・バイアスを完全に払拭するのは難しいです。だからこそ、常に自身の言動を振り返り、問いかけることが大切です。違和感のあったことをメモしていけば、自分の考え方や物の見方の傾向がつかめるかもしれません。

問合せ:生涯活動推進課 生涯学習係
【電話】22-6510