くらし 【令和6年】秋の叙勲・褒章受章おめでとうございます

■旭日双光章(地方自治功労) 岩井千歳さん
「地方自治功労」として、岩井千歳さん(大矢野町上)が旭日双光章を受章されました。岩井さんは、元大矢野町役場職員で、定年退職後、大矢野町監査委員、上天草市監査委員を歴任し、市の財政や事業が適正に行われているか、法律や条例に違反していないかをチェックする行政の「お目付け役」として、より良い行政運営に多大な貢献をされました。
岩井さんは、「就任中は国の三位一体の改革やリーマンショックに始まる経済不況などにより、自主財源が乏しい自治体の行財政運営は大変厳しかった。そんな中でも職員の皆さんの頑張りがあったから自分はやってこれたと思う。」と感謝の言葉を話されました。

■瑞宝双光章(学校保健功労) 中村達男さん
中村医院の中村達男医師(大矢野町登立)は、地域に根差した内科医として長年活躍されています。また、昭和49年から平成26年までの40年間、登立小学校の学校医として、健康診断や保健指導に尽力され、子どもたちの健康増進に多大な貢献をされました。その功績が認められ、この度、瑞宝双光章を受章されました。
中村医師は、「子どもたちの成長を見守ってきた中で、時代の流れを感じます。学校医となった当時、登立小の在校生は750人を超えていて、肥満症やアトピー、気管支ぜんそくなどのアレルギー疾患が多かった。良い薬が開発され、子どもたちの健康状態も改善されたことは嬉しいことです。」と話されました。

■旭日双光章(地方自治功労) 島田光久さん
「地方自治功労」として、島田光久さん(龍ヶ岳町樋島)が旭日双光章を受章されました。島田さんは、平成17年から16年間、上天草市議会議員として住民福祉や経済、教育の向上などに大きく貢献されました。特に、健康ポイント制度の導入などの市民の健康意識の向上や行財政改革に尽力され、このたびは、その功績が認められ受章となりました。
島田さんは、「議員在任中は、財政再建や福祉の向上、人口減少対策と危機意識を持ち、市民の代弁者として取り組んできた。今は、ストレスを貯めない生き方を心掛け、仕事の傍ら薬草・漢方の勉強を楽しんでいる。これからも、心身共に元気なまま何事にもチャレンジして、未来に向かって歩んでいきたい。」と話されました。

■黄綬褒章(業務精励) 汐田康博さん
(株)汐田電設代表取締役社長の汐田康博さん(大矢野町中)が、業務に精励し模範となった方に贈られる黄綬褒章を受章されました。
汐田さんは、長年にわたり電気設備工事、水道工事などに携わり、その卓越した技術とリーダーシップで業界の発展に大きく貢献されてきました。特に、熊本県電気工事業工業組合や宇城電気工事協同組合の理事長を歴任され、電気工事業界全体のレベルアップに尽力されています。
汐田さんは、「昭和62年の創業以来、地域のお客様に支えられてきた。電気と水は私たちの生活に必要なもの。これからも継続したサービスとお客さまとの信頼関係を築いていきたい。」と話されました。