- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県宇城市
- 広報紙名 : 広報うき ウキカラ 令和7年4月号
このたび、市民の皆さまの温かく力強いご支援をいただき、栄えある第4代宇城市長として、市政運営の重責を担うこととなりました。市民5万7千人の代表として、市の未来のために全身全霊で取り組む覚悟です。
市長就任後、市民の皆さまはもとより、市外の皆さまからも温かいエールをいただきました。改めて、寄せられている期待の大きさを実感するとともに、これから市民の皆さまと一緒に、新しい市の未来を創ることができることを、心より楽しみにしています。
私は、宇城市に生まれ、宇城市で育ち、宇城市で生活してまいりました。
地域団体の代表から始まり、熊本県議会議員を10年務め、誰よりも市のことを考えてきたと自負しております。
市長に就任するにあたり、改めて市の良さを実感しています。豊かな大地、海が見える眺望、花と緑に囲まれた住環境など、どれも自慢できる「ふるさと」です。
暮らしやすさの面でも、県の中央に位置した立地、国道、鉄道、高速道路などの多様なアクセス。大型商業施設や充実した医療機関など他に引けを取っていません。文化の面でも、歴史ある世界文化遺産の三角西港、多くの来館者が訪れる不知火美術館・図書館はもちろんのこと、各地域の祭り、伝統芸能など長い歴史の中で紡がれてきた、生活に息づく素晴らしい文化があります。
私は、これまで地域に根差した市民活動や、県議会議員として、本当に多くの人たちと出会い、お世話になってきました。「地域のためにと汗をかいてくれる人」、「子や孫のためにと頑張ってくれる人」、「市の将来のためにと立ち上がってくれる人」、たくさんの素晴らしい人との出会いの中で思ったことは、どこにも負けない魅力と可能性が、宇城市にはあると信じています。
これから、宇城市のリーダーとして、その魅力を最大限に引き出し、市民の皆さまとともに市の未来を創り上げる。そう決意しています。
◆4年間で取り組む最も重要なテーマ 人口減少対策 そのための中心となる3つの視点
この4年間でさまざまな行政課題に取り組みますが、最も重要なテーマが「人口減少対策」。将来の市を見据え、3つの視点を中心に誠心誠意取り組みます。
▽視点(1)
官民連携のまちづくり
民間投資を促せるよう、宅地開発、産業用地の確保に努め、都市計画に基づいた官民連携のまちづくりを進めていきます。重要産業である農業とのバランスを保ちつつ適切な土地利用を進め、消費や労働の担い手となる定住人口の増加、企業誘致の推進で経済の活性化を目指します。
▽視点(2)
市経済の拡大
市民所得と事業者利益の増加に取り組み、市経済の拡大を目指します。まずは、一人あたりの市民所得の向上を目指します。就労支援や働きやすい環境を整備し、市民の労働参加を高めていきます。
また、人手不足解消のためICTの活用やDX化にも取り組み、生産性向上や事業拡大を支援し、地場企業や自営業・農業者の所得増加にも努めます。
▽視点(3)
市の好循環をつくる市役所組織
市職員の能力を最大限に生かし、宇城市の好循環をつくる市役所組織を作り上げていきます。
円滑な行政運営を担っていくには市職員の協力が不可欠です。職員のやる気を引き出し、コミュニケーションを積極的にとり、風通しの良い雰囲気をつくっていきます。市役所がワンチームとなることで困難な行政課題に対し、前向きな姿勢でまい進していきます。