くらし 太田村政スタート

■就任のごあいさつ
南阿蘇村長 太田 吉浩
令和7年3月6日に村長に就任した太田吉浩です。村長選挙におきまして、多くの村民からのご信託を頂戴し、初当選させて頂きました。身に余る光栄であり、課せられた使命と責任の重大さを痛感し、身の引き締まる思いです。
これから4年間、「南阿蘇村をより良き流れに変えていきたい」という初心を忘れることなく、村政を前へ前へ進めて参ります。
今回、私は7つの公約を掲げました。綱目だけお伝えすると、(1)温泉(2)買い物環境の整備、(3)ふるさと納税の倍増、(4)遊具付き公園の整備、(5)有害獣対策、(6)企業やスポーツ大会の積極誘致、(7)販路拡大と予算獲得のトップセールスです。
その中でも優先順位が高い課題は、財政健全化を目的とした行財政改革の推進とふるさと納税の倍増です。行財政改革には、あらゆる事業や施設管理の効果測定を行いながら、役場内の組織見直しと職員数の適正管理に努めます。併せて「ふるさと納税」の獲得に力を入れます。収入(歳入)をしっかり増やしながら、支出(歳出)の見直しは緩やかに進める考えです。稼いだ財源で、村民負担の軽減や補助金制度の拡充も行い、頑張る村民を応援できる強い村を目指します。
次に、村民生活に直結する「温泉と買い物環境の整備」は急務です。売却された「阿蘇白水温泉瑠璃」は現在、再開の目途が立っていません。早期再開の為に村長自ら、相手先との交渉を進める覚悟です。併せて、民間温泉施設にも気軽に入れる村民パスポートの発行は、財源を確保し早期実現を目指します。また、買い物弱者ゼロの村づくりも必要です。惜しまれつつ閉店した「スーパーみつい中松店」の再開支援も検討して参ります。現在、村内の移動販売業者にも協力を求めながら、運転免許を返納しても買い物に困らない仕組みを作り上げます。
これらの政策を実現する為に必要なのは、「チームワーク」です。行政と議会と村民、村内外の民間企業や教育機関、国や県との連携など、村をもっと良くしたいと願う皆さまと「チーム南阿蘇」として結果を出します。南阿蘇村は、まだまだ成長できる力を秘めており、地方創生の成功モデルになれると確信しています。合併から20年が経ちました。次の20年に向けて、今が踏ん張りどころです。私が目指すのは「頑張るあなたが主役の村づくり」です。さあ、新しい南阿蘇村の幕開けです。村民の皆さまのご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。

◆2月23日の村長選挙で初当選を果たした太田村長。今後4年間村政の舵取り役を任されました。2月25日、村選挙管理委員会から当選証書が手渡され、3月6日に初登庁。太田村政がスタートしました。