くらし えづけSTOP! -地域ぐるみの「環境づくり」- ~鳥獣被害対策 Vol.2~

■どうして鳥獣被害が増えているの?
被害が起きるのは、地域に「エサとひそみ場がある」からです。しかも、被害が広がっているのは無意識に「エサを与えている」「ひそみ場を提供している」からなのです。
エサとなるものが地域内に放置されている状況で、イノシシたちを見かけても、追い払ったりしなければ、イノシシたちにエサを準備してえづけをしたことになります。

◆集落のえづけ・ひそみ場チェックリスト
▽えづけ
ひとつでも該当項目があれば、イノシシなどに狙われやすい「エサ場」です。
・お墓のお供え物・ゴミ捨て場の生ゴミを回収していない。
・9月以降に草刈りをして、1月から2月にかけて、青草がおいしげっている。
・収穫しないままの果実(ビワ、スモモ、クリ、カキ、ミカンなど)を放置している。
・野菜くずや生ゴミなどを田んぼや畑に放置している。
・2番穂や、収穫後の落ちたイネや麦などが残っている。
・タケノコを収穫せずに、そのまま放置している。

▽ひそみ場
ひとつでも該当項目があれば、イノシシなどに狙われやすい「ひそみ場」です。
・使っていない田畑に、雑草がおいしげっている。
・見通しの悪い雑木林や竹林がある。
・イノシシなどを見かけても誰も追い払わない。

鳥獣被害が増えた場合、少なからず地域内に原因があります。被害が増えるような状況を地域内に作ってしまっていたり、イノシシたちが人に慣れることを後押ししてしまっていることなどです。これから鳥獣被害対策について勉強してみましょう。

◆~ジビエ協力隊からのおしらせ~今後、「お肉の解体方法」や「料理方法」など狩猟初心者からベテランの人、また興味があるけど誰に聞いたらいいのか分からないという人まで、村民の皆さんが参加できるさまざまなイベントを計画していきたいと思います。開催時期は改めてご案内いたしますので興味のある人は事前に登録をお願いします。

鳥獣被害に関する質問・イベントの事前登録を募集中です。
こちらから受け付けています
※詳しくは本紙P.20をご覧ください。

問い合わせ:農政課 林務整備係
【電話】0967-67-2706