- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県南阿蘇村
- 広報紙名 : 広報みなみあそ 令和7年6月号
令和6年8月8日に発生した日向灘(宮崎県の沖合)の地震に伴い、気象庁から「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表され、それを踏まえて政府としての「特別な注意の呼びかけ」が行われました。
「南海トラフ地震臨時情報」は、南海トラフ地震の想定震源域において大規模地震の発生可能性が平常時より相対的に高まっていると評価された場合などに発表される情報です。情報名の後にキーワードを付記して「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」などの形で情報発表します。
「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」は、想定震源域周辺でマグニチュード7.0以上の地震が発生した場合、または、想定震源域のプレート境界で通常とは異なるゆっくりとしたすべりを観測した場合に発表されます。想定震源域のプレート境界においてマグニチュード8.0以上の地震が発生した場合には、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」が発表されます。
「南海トラフ地震臨時情報」が発表されても南海トラフ地震が必ず発生するとは限りませんが、大規模地震に備えた行動を取ることで、被害を減らすことができます。情報発表に合わせて、政府や自治体などから取っていただきたい行動などをお知らせしますので、それを踏まえた対応をお願いします。「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表された場合は、「日頃からの地震への備えの再確認」に加え、すぐに避難できる態勢の維持などの「特別な備え」をお願いします。「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」が発表された場合は、これらに加え、地震発生後では津波からの避難が間に合わない可能性のある人たちは、自治体からの指示に基づき1週間の事前避難をしてください。
また、「南海トラフ地震臨時情報」が発表されなくても大規模地震が発生することがありますので、日頃から家具などの固定や避難場所・避難経路の確認などを行い、地震に備えておきましょう。
詳細は、内閣府ホームページでご確認ください。
※通常とは異なるゆっくリすべりが観測された場合は、すベリの変化が収まってから変化していた期間と概ね同程度の期間が経過したときまで
◇南海トラフ地震臨時情報
発表条件:
・南海トラフ沿いで異常な現象が観測され、その現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査を開始した場合、または調査を継続している場合
・観測された異常な現象の調査結果を発表する場合