講座 Topics まちのできごと(1)

■人としてできることを 認知症サポーター養成講座
2月21日、湯前小学校体育館で「認知症サポーター養成講座」を開き、同校の5年生児童が参加しました。
同講座は認知症の正しい理解や支援の大切さを学び、認知症になっても安心して暮らせるまちをつくるために毎年開催。児童らは認知症に関する読み聞かせや講話を聞いた後、グループに分かれて「認知症がどんな病気か」「認知症の人のために自分たちができること」などを話し合い。グループごとに発表して認知症についての理解を深めました。
講座を終えて、有馬澪(みお)さん(野中田2)は「グループワークを通して、認知症の人がどのように過ごしているか分かった。自分たちができることとして、認知症の人と会ったときは優しく接することを心がけていきたい」と話しました。

■科学技術に触れるきっかけに プログラミング講座
2月22・23日、熊本高等専門学校が主催するプログラミング講座が農村環境改善センターで開かれ、町内外から80人の小中学生が参加。同校の学生15人が講師となり、訪れた子どもたちに優しく、分かりやすくプログラミングを教えました。
同講座は都市部に比べて科学技術に触れる機会が少ない地方の小中学生に、さまざまな体験をしてもらいたいと開かれているものです。今回は(1)「トイドローンをプログラミングしてみよう」(2)「球形ロボットで図形を描いてみよう」(3)「じゃんけんロボットをプログラミングしてみよう」を体験。ゲームの感覚で高度な技術に触れられる貴重な体験となりました。
講座に参加した豊後真央さん(湯前小3年=下里)は「講師の皆さんが優しく分かりやすく教えてくれたので楽しかった。ドローンが指示通りに動いてコースをクリアできたときはうれしかった」と話しました。

■発祥地沖縄で堂々とした演技を披露 世界エイサーシップ2025
2月22・23日、くくる糸満(沖縄県糸満市)で「世界エイサーシップ2025」が開かれ、本町を拠点に活動している「創作エイサー団体慈琉」の指導者や子どもたちなど、計17人が堂々とした演舞を披露しました。
沖縄や全国、海外の創作エイサー団体が一堂に会する祭りで、22日の前夜祭と23日の本祭で計38団体が個性あふれた演技を披露し、会場を沸かせました。
大きな舞台を前に緊張を隠せない子どもたちでしたが、力添えをくれた人への感謝の気持ちを胸に、エイサーが好きな気持ちを体いっぱいに表現することができました。
10年間続けている石井杏奈さん(湯前中2年・上里1)は「憧れの沖縄で披露することができてうれしかった。もっと良いものを皆さんに届けることができるように基礎や練習を頑張りたい」と話しました。

■地域と学校、家庭をつなぐ活動 地域学校協働活動
学校と地域のつながりを担っている地域学校協働本部。湯前中学校から要請があり、3月14日に同校2年生の調理実習を支援しました。
作ったのは「雪だるまマフィン」。授業参観ということもあり、生徒は保護者の分も作りました。分量で味が変わるため、慎重に計量。支援員の指導の下、ふっくらしたマフィンができ上がりました。オーブンで焼いている間にはマシュマロを使って雪だるまを作製。できたてのマフィンに感謝のメッセージを添えて、保護者にプレゼントしました。
椎葉希望美(のぞみ)さん(古城)は「失敗もしたけれど、分量のコツや作り方などを学ぶことができて楽しく作ることができた。家族にもおいしく食べてほしい」、生徒手作りのマフィンを食べた保護者は「愛情がこもったマフィンとメッセージに感動した。調理している姿を間近で見ることができてうれしかった」と話しました。