しごと 〔球磨郡市広報紙研究協議会合同特集〕つながる森林つながる未来(2)

■私たちが林業を支えています
人吉球磨地域の林業に従事する皆さんに、仕事の魅力を聞きました。

◆Interview
▽切れない木はない
株式会社 黒木山業
代表取締役 黒木 貴道(くろき たかみち)さん(38 多良木町)
・平成24年(2012年)に会社を設立。5人の従業員とともに、九州を中心に特殊伐採をメインに事業を展開する。モットーは「切れない木はない」。

実家が林業関係の仕事を営んでいたため、幼いときから林業は身近な存在。いつしか林業への憧れが芽生え、その道に進むことを決意しました。兄弟で父の仕事を手伝い、24歳で独立。現在の会社を立ち上げて造林の仕事を中心に始め、徐々に伐採の依頼も増え、軌道に乗りました。
林業は常に危険が待ち構えていて、けがや事故の防止のため日本各地で講習を受け、安全対策を心掛けています。人吉球磨地域で弊社のみ導入しているロープワークは、ツリークライミングで木に登り、伐採するクライマーと地上から指示するグランドワーカーの信頼関係があってこそ作業が成り立ちます。
さまざまな状態や大きさの木を、試行錯誤しながら思いどおりに切り倒すことが魅力です。依頼者が諦めかけていた木を伐採し、喜んでもらえたときはうれしいですね。林業を通じて知り合った別の会社の仲間と一緒に仕事をする機会も多く、助け合って仕事ができることも魅力です。
人吉球磨には林業の会社が多くあり、自然を守るためにさまざまな努力をしています。楽しくやりがいのあるかっこいい仕事を私たちと一緒にしてみませんか。

▽大型ドローンの導入でスマート林業を推進
合同会社 木人舎(こびとや)
城本 幸慶(しろもと ゆきのり)さん(26 相良村)
・森林や林業の持続可能性を確保するための事業を行う。大型ドローンを県内でもいち早く導入するなどして、スマート林業も推進。

大学卒業後、さまざまな出会いを通じて山に目を向けるようになり、林業大学校に入学し、林業についてのノウハウを学びました。卒業後は地元で働きたい気持ちがあり、弊社に入社し、植林や間伐など木を植え育てることに情熱を注いでいます。
林業の魅力は、何と言っても自然の中で体を動かし、健康的に働けることです。春には新緑の息吹を感じ、夏には木陰の涼しさに癒されるなど、四季折々の変化を肌で感じながら、山の中でストレスなく仕事ができます。森林は、私たちの生活に必要な木材となるだけでなく、土砂災害の防止、空気を浄化する役割などがあります。森の整備を通して地域に貢献できることも大きなやりがいです。
仕事では、昼休みにコーヒーを入れたり、プチキャンプをしたりとリフレッシュもできます。残業もなく、家族や友人との時間を大切にしながら、自然の中で心身ともにリフレッシュできる。そんな充実したライフスタイルを送ることができることは、林業の大きな魅力です。
自然の中で働き、地域に貢献できる林業。私と一緒に、緑豊かな未来を築きませんか。