くらし 〔議会だより第47号〕「議員が足りない?なり手不足をどう乗り越えるか」

■もっと身近に、もっと開かれた議会へ
7月22日(火)、熊本県町村議会正副委員長研修会として、オンライン講演が行われ、全議員が受講した。
近年、議員のなり手不足が深刻化し、町村議会では無投票や定数割れ、議員の高齢化、女性や若者のなり手不足が課題となっている。その背景には「忙しい」「報酬が少ない」といった“ブラック”なイメージがあることがわかってきた。
民間企業では、働き方や制度を柔軟にすることで、人材不足に対応している。今後は参加しやすい環境づくりを目指し、報酬や制度の見直し、子育てや仕事と両立できる環境づくりなど柔軟な対応が必要とされている。
今回の研修を通じて、地域の声を議会に届けるには、住民の関心と参加が不可欠であり、議会がもっと開かれた参加しやすい場へと変わるためにも、住民の協力が重要だと改めて実感した良い研修となった。

講演:「議会改革となり手不足 議員のなり手不足への対応策」
講師:関東学院大学法学部教授 牧瀬 稔(まきせ みのる)氏