くらし 村長 Diary

◆1月に人吉球磨の首長で構成する協議会で、自治体の治水対策などの取り組みを視察しました。その中で、日高村長・いの町長・土佐市長から、高知県仁淀川流域自治体の取り組みと、国土交通省から被災の状況や治水対策の効果について説明を受けました。

◆仁淀川は、「仁淀ブルー」と言われるように、日本有数の清流ですが、中流域から上流域では、仁淀川の本川から離れるほど地盤が低くなる地形であるため、台風や大雨時には、頻繁に支流沿いの平地で内水氾濫が発生していたことから、対策として、洪水を防ぐために河川の途中からトンネルによって下流に放流する放水路が建設されました。かつて、2本の放水路が整備されていましたが、平成26年の台風により甚大な浸水被害が発生したことから、新たな放水路の建設が進められ、昨年、直径7メートル、全長5・3キロメートルの放水路が整備されました。この放水路の効果により、平成26年の台風と同規模の洪水が発生しても、床上浸水被害はゼロになることが期待されています。

◆今回の視察を通して、地形によって災害時の被害の発生確率やその大きさは異なり、治水対策についてもさまざまであることを再認識しました。その中で、私たちの使命である住民の生命を守るには、治水対策と併せて、早めの避難や備蓄、地域との連携が不可欠であり、早めの避難については、各自治体の大きな課題であると感じました。

◆村民の皆さんには、「自分の命は自分で守る」ために、早めの避難が重要であることを、今一度考えていただきたいと思います。