くらし 令和7年度 当初予算 1
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- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県杵築市
- 広報紙名 : 広報きつき 令和7年5月号
■令和7年度予算編成のキーワードは「創生」「子育て」
第3次杵築市総合計画の将来像である「みんなで創り好きになる健幸都市きつき」の実現に向け、子育て世帯への支援や地域活力の創出などに重点的に取り組みます。
○歳入
・市税…令和6年度に行われた個人市民税の定額減税の終了を見込み、対前年度比7・2%増の30億4600万円を計上しました。
・地方交付税…普通交付税では国が示す地方財政対策を考慮し1億円の増額、特別交付税は前年度同額とし、総額では対前年度比1・5%増の69億5千万円を計上しました。
・国・県支出金…おおいた園芸産地づくり支援事業や水産物供給基盤機能保全事業等の減額があったものの、児童手当費負担金や新しい地方経済・生活環境創生交付金等の増額により、対前年度比6・0%増の45億905万円を計上しました。
・繰入金…物価高騰等に対応するために財政調整基金の繰入れを行ったことに伴い、対前年度比18・3%増の10億4272万円を計上しました。
・市債…東山香地区コミュニティセンター整備事業などの計上により対前年度比17・2%増の8億4170万円を計上しました。
○歳出
・民生費…制度改正に伴う支給対象者等の拡充による児童手当支給事業の増額などにより、対前年度比2・2%増の61億6864万円を計上しました。
・衛生費…可燃ごみ・不燃ごみ収集処理事業や、予防接種事業の増額などにより、対前年度比6・2%増の15億4469万円を計上しました。
・農林水産業費…農用地保全活動や農業を核とした経済活動とともに地域コミュニティを維持する取組を行う組織を支援する経費を新たに計上しました。また、新規就農者に対する支援事業、アサリ資源の回復を図るための事業等を引き続き実施します。
・消防費…火災時における確実な水利確保と水利不便地の解消を図るため、耐震性貯水槽を設置し、消防水利の多様化を推進する経費の計上など、市民の安全・安心を最優先として、消防・防災事業を実施します。
・教育費…子育て世帯への経済的支援として、学校給食費を無償化します。また、引き続き複式学級や特別支援教育を実施していきながら、各児童・生徒に沿った教育の場を提供していきます。
○重点施策
令和7年度一般会計当初予算では、新たに始まる第3次杵築市総合計画の将来像である「みんなで創り好きになる健幸都市きつき」の実現に向け、「みらい」「けんこう」「にぎわい」「くらし」「しくみ」の5つのめざすまちの姿を目指し、人口減少対策、子育て世帯への支援、産業振興・雇用対策、地域活力の創出などの事業に取り組んでいきます。
人口減少・少子化対策として、移住者の住宅購入やマイカー取得に対する補助金、結婚に伴う新生活のスタートアップの費用に対して助成する事業を引き続き実施します。また、子育て支援に関する事業として、市内の小・中学校に通う児童および生徒の学校給食費の全額を補助することで保護者の負担軽減を図る事業を新たに実施します。
地域活力を創出する事業としては、地域特産品のPRや地域活性化のための新たな商品開発、既存商品のブラッシュアップ、増産・改良等に取り組む事業者を支援するための経費を新たに計上しています。
◆一般会計総額 190.4億円
市民1人当たりの予算額…731,379円
・民生費…236,955円
・公債費…63,702円
・教育費…61,768円
・衛生費…59,336円
・土木費…53,042円
・農林水産業費…48,143円
・消防費…32,291円
・総務費ほか…176,143円
※1人当たりの数値は令和7年3月31日現在の人口26,033人で割ったものです
◆特別会計 総額約81億円
・ケーブルテレビ事業…5億6,632万円
・国民健康保険…32億310万円
・後期高齢者医療…5億8,548万円
・介護保険…37億7,869万円
◆公営企業会計 総額約68億円
※数値は端数を処理しているため、合計などに差が出る場合があります。