スポーツ みらいの宮崎を創る人 フォーカス VOL.26

ほんじょう　くにみつ　さん
U17アジア選手権大会金メダル

『折れない心を力に!世界チャンピオンを目指し躍進中』

4月に行われたボクシングのU17アジア選手権。日章学園高校1年生の本庄国光さんは、決勝戦でキルギス代表選手との拮抗した試合展開の末、ポイントで勝利。66kg級の頂点に立ちました。本庄さんとボクシングの出会いは5歳のころ。ボディビルダーのような体になりたいと両親に話した際に紹介されたのが格闘技でした。たまたま知り合いにプロボクサーがいたこともあって、名門の大橋ジムに入りました。小学6年生のときに、初めて参加した試合で優勝を飾り、以降中学生でも毎年優勝を勝ち取るなど好成績を重ねてきました。その結果が評価され、U17アジア選手権大会での日本代表選出も獲得しました。「初めての国際大会。国内では私は比較的身長が高いのですが、どの選手も大きくて体格差に圧倒されました。幼少期から面倒をみてくれていたコーチの的確なアドバイスのおかげもあって勝ち進みましたが、決勝戦は実は調子が悪かったんです。でも、気持ちで折れるわけにはいかないと立て直して、勝利を引き寄せました」と本庄さん。苦手とすることにも果敢に挑戦するなど自分を奮い立たせてきましたが、さらに経験を積んで、プロボクシングで世界チャンピオンになることが目標です。それまで着実に勝利を重ねていくと闘志を燃やす、本庄さんの今後の活躍に注目です。

「ボクシング強豪校で、強い仲間たちと切磋琢磨したくて宮崎に来ました。強い人から苦手な部分を吸収したいです」と本庄さん。

≪プロフィール≫
神奈川県出身。日章学園高校1年生でボクシング部所属。5歳から関東のボクシングの名門「大橋ジム」に入る。
小学6年生で出場したUJの大会で優勝。中学ではUJフレッシュボクシング大会2年連続優勝。中学3年生で同王座決定戦優勝。今年4月、ヨルダンで開催されたU17アジア選手権大会66キログラム級で金メダル獲得。