- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県都城市
- 広報紙名 : 広報都城 令和7年8月号
近年、市街地でもタヌキ、アナグマ、イノシシなどの野生動物が目撃されていて、農地や家庭菜園への被害が確認されています。今回は、鳥獣被害防止対策の取り組みや市の支援事業などについて紹介します。
■被害防止対策の取り組み
農作物の被害情報が出ると、各地域の有害鳥獣捕獲班(猟友会員)が出動し、捕獲活動を行います。捕獲班の皆さんは、本業の傍ら地域のために活動しています。
また、年間を通じて有害鳥獣監視員が市内の見回りをしていて、被害状況の調査や追い払いなどの業務を行っています。
■被害防止対策への市の支援
被害を防止するために、市では次の支援を行っています。
○電気柵設置助成
対象:市税の滞納がない市民
対象物:電気柵一式
補助率:資材費の60パーセント以内
受付期間:9月1日(月)〜30日(火)
※令和7年度申し込み分を令和8年度に補助。申し込み多数の場合、令和9年度の補助になることがあります
○ワイヤーメッシュ柵設置
対象:市税の滞納がない3戸以上の農家
対象物:ワイヤーメッシュ柵(貸与)
補助率:資材費の100パーセント以内(上限有。自力施工)
※令和7年度申し込み分を令和9年度に設置対応
○狩猟免許取得助成
対象:市税の滞納がない市民で、新たに狩猟免許を取得し、県内で狩猟登録を行った人
補助率:狩猟免許取得および狩猟登録に係る経費の3分の2以内
※各支援策について詳しくは、市ホームページを確認ください
◆野生動物をすみ着かせないで
本来は里山に生息している野生動物ですが、すみかとなる環境があることで住宅地にすみ着いてしまい、家庭菜園の食害やふん害などの悪影響を及ぼします。
野生動物による被害を防ぐには、食料となる生ごみやペットの餌を外に放置しない、雑草地のような野生動物の隠れ場となる場所を作らないなどが大切です。家庭でも鳥獣被害対策の取り組みに協力ください。
森林保全課 主事 川口功真(こうしん)
問い合わせ:森林保全課
【電話】23-2152