- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県都城市
- 広報紙名 : 広報都城 令和7年8月号
自らの最期について考えたことや誰かと話し合ったことはありますか。誰しもいつか必ず直面する心や体の衰え。市では、市民一人一人が住み慣れた地域で最期まで自分らしく暮らし続けることができるよう、在宅医療・介護連携推進事業を通して「人生会議」の普及・啓発に取り組んでいます。
■やろうよ!「人生会議」
「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)」とは、もしもの時のために、自分にとって大切なことや希望する医療ケアなどを前もって自分で考え、家族など信頼できる人と繰り返し話し合うことです。誰しも命に関わる大きな病気やけがをする可能性があります。命の危険が迫った状態になると、約70パーセントの人は医療ケアなどを自分で決めたり、希望を伝えたりすることができなくなるといわれています。
最期まで自分らしく生きるための人生会議。自分の気持ちや望みを信頼できる人に知ってもらうことは、その人たちにとっても大きな意味を持ちます。思いを伝えることができるうちに話し合いましょう。
■エンディングノートを書こう
人生会議後は、話し合った内容をエンディングノートに書き留めましょう。エンディングノートは病気やけがで意思表示ができなくなってしまっても、家族など自分に代わって判断する人がその内容を知ることで活用されます。
希望や思いが時間とともに変化したり、健康状態によって変わったりすることもありますので、定期的に振り返り、何度でも繰り返し話し合い、書き直していきましょう。そして、家族や周囲の信頼できる人にエンディングノートを書いていることや保管場所を伝えておき、「エンディングノートの内容=あなたの希望」を共有しましょう。
◆人生会議漫画・エンディングノートを配布しています
住み慣れた地域で最期まで自分らしく生きるために、大切な人や信頼する人と話し合うきっかけにしてみませんか。
配布場所:いきいき長寿課、各地区地域包括支援センター、都城市北諸県郡医師会(在宅医療・介護連携相談支援センター)、都城市・三股町の医療機関など
いきいき長寿課 主事 栫井遥陽(かこいはるひ)
問い合わせ:いきいき長寿課
【電話】23-2685