- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県都城市
- 広報紙名 : 広報都城 令和7年8月号
市内では、地域の課題解決や活性化のため、住民自ら考え行動する住民主体の地域づくりが広がり、各地で意欲的な取り組みが行われています。今回は、祝吉地区の取り組みを中心に紹介します。
■地域の課題を地域で解決
本市では、協働のまちづくりの拠点として、各地区にまちづくり協議会を設置。さらに、地域の課題を地域の力で解決する取り組みを支援するため、平成25年度から都城市地域活性化事業を展開しています。
地域活性化事業は、まちづくり協議会だけでなく地域住民などで構成される団体が提案できます。
※詳しくは、市ホームページを確認ください
■みんなの食卓 心つなぐ祝吉の輪
○スマイルカフェ祝吉事業
祝吉地区では、自治公民館や福祉施設、NPO法人などが連携してスマイルカフェ祝吉を運営し、多世代交流の場となっています。
今回は、同事業を実施している祝吉地区社会福祉協議会の桑山会長と小堀事務局長に話を聞きました。
―事業のきっかけは
(桑)当初は、さまざまな理由で孤立している子どもたちとの「つながり」「触れ合い」「新しい出会い」のきっかけづくりを目的に平成30年からスタートしました。現在では高齢者の皆さんも参加され、地域の絆を深める大切な場となっています。
―事業の内容は
(小)毎月1回、主に第3土曜日に開催しています。流しそうめんなど季節に応じた会食を企画し、子どもから高齢者まで地域の多世代交流の場となっています。
また、参加者の過度な負担にならないよう、一家族当たり100円の負担で参加いただいています。
―印象に残っていることは
(小)事業を開始してすぐに新型コロナウイルス感染症の拡大により、対面での食事ができなくなりました。しかし、つながりを絶やさないことが重要だと考え、弁当配布に切り替えるなど工夫して事業を継続。対面での会食が再開できるようになったときの、子どもたちが抱き合って喜ぶ姿が今でも印象に残っています。
―今後に向けての思いは
(桑)令和6年度には延べ428人に参加いただき、活動の広がりを実感しています。今後も地域の多様な世代が集える場所として、多くの人に参加いただけるよう努めていきます。特に子どもたちと高齢者の自然な交流を大切にしながら、地域共生社会の実現に向けて、参加者とボランティアが互いに心から楽しめる工夫をしていきたいと思っています。
祝吉地区社会福祉協議会
事務局長 小堀博子さん
会長 桑山英久(ひでひさ)さん
問い合わせ:地域振興課
【電話】23-7146