くらし 11月はみんなで医療を考える月間 上手に医療機関にかかりましょう

日ごろ皆さんの健康を支える医師や看護師などの医療従事者を守るためには「上手な医療のかかり方」を知り、考え、行動することが大切です。厚生労働省では、11月を「みんなで医療を考える月間」とし、必要な時に安心して医療が受けられる環境を将来に引き継ぐため、上手な医療のかかり方の普及に取り組んでいます。

■地域医療を支える医療機関
診療所やクリニックは、日常的な病気やけがの治療、中小規模の病院では、手術や入院が必要な患者や救急医療が必要な患者を担当します。さらに、高度な医療や重篤な救急患者の対応は大病院が担うなど、医療機関は機能に応じて役割を分担し、連携して地域医療を支えています。

◇適正受診を心掛けよう
「大きい病院の方が何となく安心だから」「平日の昼間は忙しいから」などの理由で、いきなり大きな病院を受診したり、急を要しない症状にも関わらず、休日や夜間に救急外来を受診したりしていませんか。必要な時に必要な医療を安心して受けられるように、まずは、身近な地域の診療所などで診療時間内に受診することを心掛けましょう。

◇不適切な受診が続くとこんな困りごとにつながります
・患者が集中し、待ち時間が増加する。
・医療費・自己負担額が増加する。
・医療の質や安全が低下する可能性がある。
・緊急度の高い患者の治療ができなくなる。

■かかりつけ医を持とう
地域の診療所などで身近な「かかりつけ医」を決めておきましょう。日頃の体調に関する相談や、より高度な治療が必要な場合に紹介状を作成してもらうことで、大きな病院でも比較的スムーズに受診することができます。

参考:政府広報オンライン「みんなで医療を考える月間」「上手に医療機関にかかるにはどうしたらよいのでしょうか?」

■救急車の適正利用をお願いします
近年、救急車の出動件数が増加傾向にあり、日南市では令和5年に2984件と過去5年間で最多となりました。そのうち約23%は不搬送となっています。
救急車の台数や職員数には限りがあります。本当に急を要する患者の命が助けられない事態になりますので、救急車を呼ぶか迷うときは救急医療電話相談を利用するなど、救急車の適正利用をお願いします。

◇出動件数の約13~23%が不搬送!
日南市における救急車の出動件数

参考:日南市消防本部「消防年報」より

◇救急車を呼ぶか迷った時は…
ご自身やご家族の急な体調不良で休日・夜間でかかりつけの医療機関が開いておらず、救急車を呼ぶべきか病院に行くべきか判断を迷う場面があるかもしれません。そんなとき、救急医療電話相談を利用することで、医師や看護師から救急車要請の判断や応急処置の方法など適切なアドバイスをもらうことができます。

・日南市救急医療電話相談
【電話】31-1111
365日
24時間対応

・子ども救急医療電話相談
【電話】#8000
令和7年10月1日より相談時間拡大
平日・土曜:18時~翌朝8時
日曜・祝日:8時~翌朝8時※外国語対応

※総務省消防庁が提供している「全国版救急受診アプリ Q助」でも救急車要請などの判断ができます。

◇夜間や休日の昼間に急に体調不良になったら…
初期夜間急病センターや在宅当番医をご利用ください!

・日南市初期夜間急病センター
【電話】23-9999
診療時間:19時~22時
診療日:
内科…毎日
小児科…日曜・祝日・年末年始

◇在宅当番医・薬局当番表の確認はこちらから

※二次元コードは本紙をご覧下さい。

問い合わせ:健康増進課
【電話】31-1129