- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県三股町
- 広報紙名 : 広報みまた 2025年4月1日号
学ぶわくわく!
ふれあうわくわく!
【生涯学習教室「わくわく教室」のス・ス・メ】
◆わくわく教室ってどんな教室?
「わくわく教室」は、私たち一人一人が生きがいをもって生活を送るために、学習活動や地域活動への参加を支援することなどを目的に、町が開催している生涯学習教室です。
講師は、専門知識や技術を持った、いわば〝その道の達人〟の皆さん。本年度は、6月から中央公民館、地区分館や南九州大学などで、36講座を開講する予定です。
令和5年度は27講座を開講し、延べ396人が受講。令和6年度は36講座を開講し、延べ648人もの人が受講しました。受講生の数を見ると、わくわく教室の人気は、これまで以上に高まりつつあるようです。
では、このわくわく教室の人気の理由は、どのようなものなのでしょうか。また、受講生はどのような点に魅力を感じて受講しているのでしょうか。
今回は、実際に受講した人、親子で受講した人や講師に話を聞き、その魅力について考えます。
【〝先輩〟受講生より受講のススメ】
◆ただ学ぶだけではない人とふれあう喜びも
わくわく教室では、手芸、楽器演奏やヨガなど、幅広い分野の講座が開講されています。そのどれもが自身の学びを深めることができたり、技術を向上することができたりと、充実した内容の講座です。
しかし、わくわく教室の魅力は学びを深められることや技術の向上が期待できるということだけではありません。受講を通じて、同じ分野に興味・関心がある仲間や講師たちとの出会いが生まれることもまた、魅力の一つなのです。
◆受講数の制限なし!
複数の講座を受講すると…
茶道教室と太極拳教室を受講していた山本祐子さんは、「茶道は『静』、太極拳は『動』」ととらえていたそうです。しんとした雰囲気の中で心を落ち着かせて茶を点てる「静」。手足だけでなく体全体を動かす「動」。複数の講座を受講することで、心と体、または、知識と技術など、自身のさまざまな〝力〟を磨き、好奇心を満たすことができるのではないでしょうか。
◆子どもから大人まで世代を問わず楽しめる
「生涯学習」と聞いて、どのような人が対象だと感じますか?中には、〝主な対象は高齢者〟だと感じる人もいるでしょう。成人を対象とする講座が多いことも事実ですが、中には、小・中学生や未就学児、そして親子で参加できる講座も開かれています。
次ページでは、受講生の保護者や講師に話を聞き、その魅力について考えます。
▽受講生より
「身も心もほぐれます」
下新在住 山本祐子(やまもとゆうこ)さん
がんで厳しい闘病生活を強いられた経験から、一日でも長く健康でいられるように、そして、運動機能の低下を防ぎたいとの思いが強くなりました。
わくわく教室では、太極柔力球など、3つの教室を受講しました。体を動かす機会が増えて体の柔軟性が高くなっただけでなく、ほかの受講生と交流することで仲間が増え、心がほぐれたような気がします。
今後も、学びたい教室を見つけては、積極的に参加してみようと思います。