しごと クローズアップ まちを支える人たち(194)

中原在住 橋口淳子(はしぐちじゅんこ)さん

■虹をかける言葉
○言葉に、思いをのせて
ホテルへの就職がきっかけとなり司会者としてのキャリアを歩み始めた橋口淳子さん。企業や団体が催すイベントなどで司会を務めている。ホテルに勤務していたとき、場の仕切り方や場面ごとの話し方などの基本を学び、自分の技術として磨いてきた。出産を機に退職した後も、フリーの司会者として多くのイベントを経験してきた橋口さん。大切にするのは観客の期待に応えることだけでなく、主催者の思いを受け止めることだ。「皆さんが何カ月も前から準備してきた大切なイベント。だから私も、たくさんの情報や話題を、正確に伝えられるよう準備するんです。お客さんの笑顔や相づちをうつ姿が見えたとき、良かった!伝わった!と、すごくやりがいを感じます」と声を弾ませる。人の“期待”と“思い”を大切にする橋口さんが発する言葉の数々は、主催者と観客をつなぐ虹となって現れ、イベントに彩りを加えていく。