文化 六社連合大神事

2月8日から9日にかけて、六社連合大神事が開催され、伝統の舞が奉納されました。
六社連合大神事は、旧高鍋藩内にある6つの神社が輪番で開催する歴史ある神事で、今年は黒谷地区の愛宕神社が担当しました。8日、境内に数日かけて仕立てられた「山」と呼ばれる神籬(ひもろぎ。神事で神を招き降ろすために常緑樹を立てたもの)が御幣や紙垂などで飾られ、その前に斎庭(ゆにわ。神をまつるためにはらい清めた所)が設えられました。
午後7時に神事が始まり、厳かな雰囲気の中で儀式が執り行われた後、斎庭では初めに「御神楽(おかぐら)」が披露されました。その後、女面をつけた優雅な舞「かんなぎ」、愉快な講釈を交えた「盤石」などが奉納され、太鼓と笛の音とともに夜を徹して舞が続けられました。

・「山」とその前に設えられた「斎庭」。舞に先立ち、神饌が供えられる。
・はじめに舞われる「御神楽」は二人の舞手が約1時間舞い続ける。
・「かんなぎ」は日本神話に登場する天鈿女命(アメノウズメ)がモチーフ。

■高鍋町の民話「直五郎さんの潜水機」がアニメーション化されました
高鍋町に伝わる民話「直五郎さんの潜水機」が、日本財団が推進する海と日本プロジェクトの一環である海ノ民話のまちプロジェクトにより短編アニメ化されました。同プロジェクトは、「海との関わり」と「地域の学び」を次の世代を担う子どもたちに伝え、語り継ぐ取り組みです。日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、そのストーリーと込められた「思い」「警鐘」「教訓」を親しみやすいアニメーションにして、未来へと繋げています。

2月20日には高鍋西小学校で2年生を対象に上映会を開催。お話の舞台のひとつ「御月の池」が、東平原地区にあったことを知った児童は「コンビニがある場所が池だったなんて知らなかった」とびっくり。
※アニメ「直五郎さんの潜水機」はこちら(本紙PDF版6ページ参照)

●コラボ商品も発売!
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粒あんと濃厚なバターが組み合わさった贅沢な味わい。海底に沈んだ財宝をイメージした金粉があしらわれています。
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