くらし 地域おこし協力隊の活動日誌 地域の新しい活力をめざして

地域おこし協力隊員の活動をお伝えするこのコーナー。
今回はドローンの新たな活用を模索する東克洋隊員と、工藤仁美隊員のアート活動についてご紹介します。

■地元企業と協力して調査・点検にドローンを活用
ドローン事業での起業を目指し、これまで映像撮影での活用を検討してきた東隊員。新たな試みとして、ドローンを用いた調査・点検に取り組んでいます。
近年はインフラ整備に伴う点検業務を、ドローンでチェックする手法に注目が集まっています。従来の人力による調査・点検より、コスト削減や時間短縮につながるからです。また、足場が組みにくい高所や目視が難しい箇所の確認も容易になるため、安全性を高めながら広範囲にわたる詳細なデータの取得も可能になります。
東隊員は新富町の地元企業と協力して、県内の漁港の調査に参加。ドローンを用いて、防波堤にあるひび割れや欠けを発見・記録していきました。特に防波堤の側面、覗き込まないと見えない損傷部分の発見に、一役買うことができたそうです。
点検・調査を目的としたドローンの活用は、今回が初めてだった東隊員。新たな手応えを感じられたと語ります。
「今後も点検・調査分野でのスキルアップに磨きをかけるとともに、地元企業との関わりを増やしていきたい。ドローン事業のビジネスモデルをしっかり構築して、任期終了後も新富に貢献できるよう頑張りたいです」

■新フォトスポット誕生!?ドッグランの壁画を描く
アート活動を行っている工藤隊員は、新富町日置に整備された「DOGRUN新富」内のコンテナをキャンバスとして、巨大壁画を制作中です。町内の中学生にも協力してもらった壁画は、今年春に完成予定。いろんな犬種を登場させたり、撮影したくなる工夫を盛り込んだりしたそうです。
工藤隊員は「ドッグランの看板となるだけでなく、思わず足が止まる新富のフォトスポットになれば嬉しい」と語りました。

今後も街中で隊員の姿を見かけることがあるかと思います。ぜひ気軽に声をおかけください。
(文・地域おこし協力隊卒業生 二川)