- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県鹿児島市
- 広報紙名 : かごしま市民のひろば 2025年(令和7年3月号)694号
■大龍なぎなた教室 代表 平山悦子さん
中学1年生からなぎなた競技を始める。2010年から大龍小学校でなぎなた教室を開講し、現在は火曜日と日曜日の週2回、小学生から大人まで約15人の生徒を指導している。
なぎなたとは:2m10~20cmの武器(なぎなた)を用いる日本伝統武道。防具を身に着け、面や小手などの部位を打突して勝敗を競う“試合競技”と、防具を着けず、2人1組で技を披露し優劣を競う“演技競技”がある。
□一度離れても、やっぱり続けたかった“なぎなた”
もともと警察署の道場で練習を続けていたのですが、結婚を機に20年間競技から遠ざかっていました。友人に誘われ「全国健康福祉祭(ねんりんピック)」のなぎなた大会に出場し、「やっぱりなぎなたを続けたい」と思うようになっていたところに、大龍小の体育館を使わせていただけるようになったこともあって、子どもたちに教えながら自分の好きななぎなたを続けようと考えました。
□子どもたちの成長を見守って
子どもたちが、あいさつができるようになったり、姿勢が正しくなったりと、どんどん成長していく姿を見て、私自身の学びや生きがいにもつながっています。“なぎなた”という武道を通して、体力をつけるのはもちろん、競技を続けさせてくれるご両親や、共に学んでくれる仲間への感謝と敬いの気持ちを持つことも、忘れないでほしいと思います。
□“なぎなた”をもっと広めたい
国際大会も開かれるなぎなたですが、他の武道に比べて認知度が低いと感じています。日本の伝統文化として引き継いでいくためにも、もっと多くの人に知ってもらい体験してもらえるように、元気でこの教室を続けて、なぎなたの楽しさを伝えていきたいです。