- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県鹿児島市
- 広報紙名 : かごしま市民のひろば 2025年(令和7年6月号)697号
■早期開設避難所の設置(令和7年6月~)-線状降水帯の発生が予測されるときは、早めに避難!-
令和6年5月から、「線状降水帯による大雨の半日程度前からの呼びかけ」が県単位で予測・発表されるようになりました(例:鹿児島県(奄美地方を除く))。
これに伴い、鹿児島市では雨が強まる半日程度前(従来より早いタイミング)から高齢者等避難を発令しています。
令和7年6月から、早いタイミングでの高齢者等避難に合わせて開設する「早期開設避難所」(47カ所)の運用を開始します。
※早期開設避難所は、左記表の「早○」と下記表の指定福祉避難所のとおり。
※早期開設避難所は、「線状降水帯による大雨の半日程度前からの呼びかけ」に伴う高齢者等避難が発令されたときのみ運用します。
※詳しくは本紙をご覧ください。
■指定福祉避難所の開設(令和7年6月~)-要支援者やその家族が安心して避難できるように-
指定福祉避難所は、要介護3以上の人や身体障害者手帳1・2級を所持する人など、避難所生活に特別な配慮が必要な要支援者(家族などを含む)のための避難所です。
□利用できる人
避難行動要支援者と、一緒に避難する家族や支援者
※避難行動要支援者に該当する人
(1)要介護3以上の判定を受けている人
(2)身体障害者手帳1級・2級を持つ人
(3)療育手帳A1・A2を持つ人
(4)精神障害者保健福祉手帳1級を持つ人
(5)市の障害福祉サービスを受けている難病患者など
(6)(1)~(5)以外で、市長が避難支援などの必要性を認めた人
□指定福祉避難所の特徴
・バリアフリー、障害者用トイレ整備
・障害者などとその他の避難者の避難スペースを分離
・公共の福祉施設など、なじみのある施設への避難
・保健師による巡回(避難が長期化した場合など)
□開設のタイミング
高齢者等避難など避難情報を発令したタイミングで、発令した地域ごとに開設します。
・指定福祉避難所は、医療や介護などのサービスを提供するものではありません。身の回りのことは本人や家族、支援者などで対応してください。
・避難行動要支援者と家族や支援者以外の人は、利用できません。その他の一般の避難所をご利用ください。
◆~災害時に避難の手助けを~
鹿児島市では、災害時に避難の手助けが必要な人(避難行動要支援者)が、地域の助け合いで避難の支援を受けられるようにするため、支援に必要となる情報(名簿や個別の避難計画)を、本人の同意を得た上で町内会や民生委員、消防、警察などの関係者で共有する取り組みを行っています。
この制度は、地域の安全は地域住民がお互いに助け合いながら守るという「共助」の考え方に基づく地域活動です。災害に備え、地域のみんなで安心して暮らせるまちを目指しましょう。
[制度のイメージ]
平成7年の阪神・淡路大震災のときには、自力で避難することができなかった約35,000人のうち、約8割が家族や近隣の住民によって助けられました。
問合せ:鹿児島市 危機管理局 危機管理課
【電話】099-216-1213【FAX】099-226-0748【E-mail】[email protected]