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■全国鰹節類品評会・即売会 最高級品が集まる
全国鰹節類品評会・即売会が10月16日から2日間、山川庁舎で開催されました。かつお節の品質向上を目的にかつお節の産地で4年ごとに開催するもので指宿市での開催は16年ぶり。全国の26業者から出品された計53点が審査され、農林水産大臣賞を有限会社坂井商店の本枯節と荒節が受賞し、本枯節は1キログラム当たり2万8千円の最高値で落札されました。坂井弘明(さかいひろあき)代表取締役は「本枯本節の生産量1位の誇りを守ることができて良かった」と話しました。

■アマモマットを製作 海の資源を守るために
山川の海のゆりかごを守る会によるアマモマットの製作が11月1日に山川漁港内港水揚げ場で行われました。海草のアマモは二酸化炭素を吸収し、群生場所が魚の産卵場所になる役割があるものの気候変動でアマモを食べる魚が生息域を広げ減少。海の生態系を守る同会の取り組みに賛同する企業や鹿児島水産高校生がアマモの種子を定着させたマットを製作しました。メンバーの川畑友和(かわばたともかず)さん(中央)は「海の多様な生態系を守りたい」と話しました。

■枚聞神社で相撲大会 練習の成果をぶつける
第67回開聞ほぜ相撲大会が10月16日に枚聞神社の境内で行われました。相撲で健全な精神を子どもたちに鍛えてもらおうと枚聞神社のほぜ祭りに合わせて指宿市開聞地区公民館長会が開催。開聞地域の小中学生59人が参加し、男女と学年ごとに分かれて熱戦を繰り広げました。小学5年生男子の部で優勝した開聞小5年の下村絆斗(しもむらときと)さん(中組)は「お父さんと相撲の技を練習した成果が出せた。お父さんに優勝の報告をしたい」と話しました。

■左(本紙)の記事は市役所で職場体験をした私たちが作りました
指宿商業高校2年
下山望亜(さがやまのあ)さん 内村恋次(うちむられんじ)さん(中小路)
本格的なカメラを使って撮影するのは初めての経験でした。動く人を撮影するのは難しかったですがレンズの倍率を調整して工夫しました。他にもいぶすきフットボールパークで芝の種まきやいぶすきスポーツフェスタの会場準備などのお手伝いをしました。学校では教わることができない職場の雰囲気や礼儀を学ぶことができとても貴重な体験となりました。今回の職場体験で経験したことを進路選択に生かしたいです。

■令和6年市民表彰 長年の功績が評価
市民表彰式が11月5日に指宿庁舎で行われ、地方自治部門で木原繁昭(きはらしげあき)さん(丈六)が受賞しました。市の発展と市民の福祉向上に貢献した人を表彰するもの。平成18年から16年間にわたり市議会議員として議長などを歴任し、感染症まん延の影響を受けた地域経済の支援に取り組むなど地域活性化に尽力し、指宿市陸上競技協会会長なども務めた功績が評価されました。木原さんは「皆さんに学ばせてもらいながら活動できた。感謝したい」と話しました。

■長崎鼻で初の灯台イベント にぎわいを再び
薩摩長崎鼻灯台イベントが11月10日に薩摩長崎鼻灯台周辺で行われました。かつては多くの観光客であふれていた長崎鼻周辺に再び活気が戻ればと初めて開催されたもの。飲食店などが集まったマルシェ、スポーツと組み合わせた環境美化活動、灯台から大声で思いを叫ぶコンテストなどが行われました。愛知県からの来訪者は「すてきな場所でさまざまな催しがあって楽しい。ごみ拾いをスポーツと融合させたアイデアには感心した」と話しました。

■3地域で文化祭 郷土の特色ふんだんに
11月10日に山川地域文化祭、17日に指宿地域文化祭、5日からの8日間に文化協会開聞支部作品展示会が開催されました。地域芸能や日本舞踊をはじめとするステージ発表、絵画や書道作品などの展示があり、地域の特色豊かな郷土芸能や作品が披露されました。
※開聞総合体育館が改修工事のため、例年開催されている開聞地域文化祭は展示会として開催されました。