- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県垂水市
- 広報紙名 : 広報たるみず 令和7年5月号
令和3年度から、GIGAスクールによる一人一台端末を本格的に活用した教育が始まった垂水市。ここでは、市民の皆様に、GIGAスクールはどういったものなのか解説するとともに、各校の取組を紹介することで、GIGAスクール構想を基にした教育に親しみを持っていただければと思います。
■令和7年度テーマ「デジタルの力でリアルな学びを支える」
4月号でお伝えしましたが、GIGAスクール構想5年目を迎える本市の令和7年度のテーマは、「デジタルの力でリアルな学びを支える」です。「GIGAスクールのまち 垂水」として、具体的には、以下の2つの取組を市内全小・中学校で推進していきます。
(1)研究開発学校指定による教育プログラムの研究
文部科学省の指定を受け、子どもたちが義務教育9年間を通して情報活用能力を高めていくために、全国に先駆けた教育プログラムを創造・開発していきます。その際、ふるさと垂水の魅力を再発見する体験活動を通して、考えたことを県内外や世界に発信する学習も視野に入れています。
(2)ICTを活用した学習者主体の授業
オンライン会議システムで学校同士をつなぎ、学習の充実を図る『遠隔合同授業』や家庭にタブレット端末を持ち帰って予習し翌日の授業で学び合い等の充実を図る『予習型反転学習』、タブレット端末のよさを生かし一人ひとりの興味・関心に応じた学習を進める『自由進度学習』等、今年度もICTを効果的に活用した先進的な授業に取組み、子どもたちの学力を更に高めます。他にも、希望者を対象にした「ICTジュニアリーダー育成講座」(年5回)や、教職員の資質・能力の向上を図る「夏季合同研修会」を実施します。
最後に、昨年度は、本市の取組が全国でも高く評価され、「日本ICT教育アワード」全国ICT教育首長協議会会長賞や「ICTコネクト21」教育DX推進自治体表彰2024を受賞しました。令和7年度も、本市の子どもたちや教職員が、豊かな体験活動を通して情報活用能力等を更に高める「デジタルの力でリアルな学びを支える」取組を推進し、全国自治体の教育DXを牽引する「元気な垂水市」の実現につなげていきます。