- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県日置市
- 広報紙名 : 広報ひおき 令和7年9月号(9月12日(金)発行)
■8月と9月は「マレーシアの月」
皆さん、アッサラーム・アライクム!9月とはいえ、まだ夏を思わせるような暑い毎日が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
8月、9月といえば、日本では夏休みやお祭りでにぎわいますが、実はマレーシアにとってもこの夏の時期は特別な意味があるんです!
毎年8月と9月はマレーシア中が「独立」や「団結」を祝うシーズンになります。日本の夏のわくわく感と同じように、マレーシアでも国中がひとつになって盛り上がる時期なんですよ♪
まず注目したいのが、8月31日の「ムルデカ・デー(独立記念日)」!1957年、マレーシア(当時はマラヤ)がイギリスから独立した日で、毎年この日はとても大切にされています。首都のクアラルンプールではムルデカ・パレードが行われ、軍隊の行進、マーチングバンド、伝統舞踊など、見どころ満載!わが家でも、家族そろってテレビ中継を観るのが毎年の楽しみです!
8月に入ると、マレーシア各地では国旗「ジャルル・ゲミラン」が町中に掲げられます!お店の入り口やバス、民家のベランダ、タクシーの外装まで、あらゆる場所が国旗の4色の赤・白・青・黄色で埋め尽くされ、とても鮮やかです。マレーシアが誇るツインタワーまでこの4色のライトが点灯され、きれいです!
さらに、9月16日は「マレーシア・デー」。こちらは1963年、東マレーシアであるサバ州とサラワク州がマレー半島に加わり、「マレーシア連邦」が正式に誕生した日です。つまりこの日は、「マレーシアという国が本当の意味でスタートした日」とも言えます。マレーシアでは、8月31日と9月16日が祝日になります。
この時期は、学校でも愛国教育の授業が行われたり、子どもたちが国旗を手作りしたり、マレーシアの歴史を学んだり、「わが国を好きになる月間」でもあるんです。
日本に住む私のようなマレーシア人にとっても、この季節は祖国への思いと誇りを分かち合う期間だと感じます。日本各地のマレーシア人団体や留学生グループ、マレーシア大使館などが、文化イベントや旗掲揚式、マレーシア料理フェスタなどを開催し、地元の皆さんと喜びを共有しています。
この機会に、マレーシア出身のかたがたにお祝いの言葉をかけてあげてくださいね♪それでは、ジュンパラギ!!
◆お祝いの言葉
SELAMAT HARI MERDEKA and SELAMAT HARI MALAYSIA!
「スラマ・ハリ・ムルデカ」and「スラマ・ハリ・マレーシア」
[独立記念日とマレーシア設立日、おめでとうございます!]
国際交流員 ユザイリさん