子育て てくてく・ぱくぱく 特別版 vol.54

楽しい育児をサポートするコーナーです。子どもと一緒に出かけたい場所や育児に役立つ情報などを紹介します。

■共に育ち合い、こどもや若者が幸せを感じるまちに
「こどもまんなか社会」の実現に向けて
こどもまんなか社会とは、全てのこどもや若者が、身体的・精神的・社会的に将来にわたって幸せな状態(ウェルビーイング)で生活を送ることができる社会のことです。全国的に少子化が進み、核家族化や地域のつながりの希薄化、共働き家庭の増加などこどもや子育てを取り巻く環境は目まぐるしく変化し、子育てに対する不安や負担、孤立感などが高まっています。そのため、こどもの健やかな成長と子育てを社会全体で支えることが必要です。
市では今年3月、こどもまんなか社会の実現に向け、市こども計画を策定しました。市の未来を支えるこどもや若者が、幸せを感じるまちを実現するためにいま何ができるかを、みんなで考え市全体で取り組むことが大切です。

■「霧島市こども計画」の四つの基本目標
基本目標1:こども・若者の権利と安全を守る
基本目標2:こども・若者への切れ目のない保健・医療の充実
基本目標3:こども・若者の育ちを支える
基本目標4:こども・若者にやさしい社会づくり

[INTERVIEW]
私も2人の小学生を持つ親です。2人目を出産してからの育児は特に大変で、産後ケアや保育施設の利用、子育て中の求職活動など思うようにならないことも経験しました。幼稚園の保護者会の会長を務めた際には、子育てに関する苦労や要望などを聞くことが増えました。特に社会福祉の分野では、さまざまな行政サービスがあることすら知らない人も多く、必要な人に支援が行き届いていないと感じることがあり、自分にできることがないかと考えるようになりました。
そのような中、市こども計画の策定に携わる機会を頂きました。幅広い世代の皆さんにこの計画を読んでもらい、霧島の未来を担うこどもたちのために何ができるか一緒に考え、子育て世代の皆さんには、さまざまな施策や制度をうまく利用しながら子育てすることを考えてほしいです。確かに子育ては大変ですが、せっかくその機会を得たからには楽しんでもらいたいと思います。
この計画の基本理念は「みんなと共に育ち合い、こども・若者が幸せを感じるまち“きりしま”」です。霧島市がもっと子育てのしやすいまちになるといいですね。

問合せ:こども政策室
【電話】64—0739