くらし 【CIVIC NEWS】認知症を支える第一歩は『知る』ことから始まります

認知症は、なんらかの原因により脳の働きが変化することで、記憶力や判断力など認知機能が低下し、日常生活に支障を来す状態をいいます。
認知症は高齢者に限らず、誰もがなる可能性があります。認知症になったら何もできなくなると思われがちですが、周囲の理解や生活の工夫によって、住み慣れた地域で希望を持って自分らしく暮らし続けることができます。そのために、認知症の人もその周りの人も認知症を正しく理解することが重要です。

■難聴が認知症のきっかけに
最近、耳が遠くなったと感じることはありませんか。聴覚機能の低下により、人とのコミュニケーションなど社会的活動の機会が減り、刺激が少なくなることで脳が委縮し、結果的に認知機能の低下へとつながることが懸念されています。現在、加齢性の難聴を回復させる方法はありませんが、補聴器で聞こえを補うことで生活の質を改善できることがあります。
加齢性の難聴と思っていたら、耳あかの詰まりや中耳炎など別の原因が見つかることもあり、これらは適切に対処すれば、症状の改善が期待できます。「耳が聞こえにくいのは年のせい」と決めつけず、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。

■9月21日は認知症の日
9月は認知症への関心と理解を深める月間で、市では認知症に関するパネル展と、出張メモリーカフェを行います。メモリーカフェとは、認知症の人とその家族、地域住民など誰でも気軽に集える場所で、認知症のことを知り、語ることのできる場所です。出張メモリーカフェでは、メダカの展示やハーモニカ演奏もあります。この機会に認知症への理解を深めましょう。(予約不要)

問合せ:長寿介護課
【電話】64-0704

■『もしかして』と思ったら相談してみませんか
◇認知症初期集中支援チーム認知症初期集中支援チームとは、認知症やその疑いがある人と家族の相談に応じる、医療・介護・福祉の専門職によるチームで、適切な医療や介護サービス利用につなげるための支援を行います。認知症かもしれない、認知症の治療を始めてほしいが本人が受診を希望していないなどの悩みを、ぜひ相談してください。

問合せ:市地域包括支援センター
【電話】48-7979

■パネル展
期間/場所:
・9月17日(水)~25日(木)/国分シビックセンター共通ロビー、エントランスホール
・9月20日(土)~28日(日)/きりしま国分山形屋3階特設コーナー

■出張メモリーカフェ
日時:9月22日(月)午前11時~午後2時
場所:きりしま国分山形屋3階特設コーナー

■メモリーカフェ(要予約)

■認知症高齢者などを見守る「みまもりあいアプリ」をご活用ください
▽みまもりあいアプリとは
スマートフォンで利用する無料のアプリです。このアプリをダウンロードし、利用登録している人が「協力者」です。捜索依頼者(家族など)が配信した捜索依頼を、協力者が受信します。捜索依頼には、対象者の写真や特徴などの情報が記載されています。捜索時に設定する捜索範囲内にのみ情報が配信され、発見後に捜索依頼情報などは消去されます。
※詳細は本紙PDF版10ページをご覧ください。