くらし まちの話題(1)

◎市内であった出来事を写真と共にお届け
※各写真は本紙PDF版10~11ページをご覧ください

[2/2]縁起物のダゴ花取り合う 田之浦山宮神社の春祭り
県内一早い春祭り行事といわれる、県指定文化財「田之浦山宮神社の春祭り」が開催されました。前日が雨天だったこともあり、田之浦山宮神社では神事のみを開催し、神楽奉納やダゴ花の配布は田之浦ふるさと交流館で行われました。紅白の団子やニンジン、ピーマンなどが刺さったダゴ花は、地域の自治会や小学校、市役所などから計6本が奉納されました。食べると1年中無事に過ごせるといわれている縁起物のダゴ花。配布の際には、それぞれのダゴ花の周りに多くの人が集まり、にぎやかに取り合っていました。

[2/8]海洋ごみから学ぶ、私たちにできること
森山小学校にて、海洋ごみに関する出前授業が開催され、全校児童と保護者が参加し、考えを深めました。講師には鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンター教授の藤枝繁氏を招き、児童にさまざまな珍しい漂着物を紹介した後、海洋ごみが多量に漂着している北太平洋のミッドウェー島の現状を報告。児童らは「海洋ごみが増えないために自分たちに何ができるか」を考えました。6年生の安樂咲(さき)さんは、「自分で出すごみを少しでも減らせるようにしたいし、清掃ボランティアにも参加していきたい」と話しました。

[2/8,9]春の訪れ告げる 安楽山宮神社の春祭り
2月8日、9日、安楽山宮神社、安楽(やすら)神社で春祭りが開催されました。8日は、安楽保育園の園児や安楽小学校の児童が見学する中、安楽山宮神社にて、黒頭巾を被った地元保存会(小学生9人、中学生4人、高校生3人を含む総勢約40人)による正月踊りが奉納されました。9日は、安楽神社で田の神問答が行われた後、境内を田に見立てた「田打」のほか、「牛使い」や「種まき」があり、地域の青年が3人ずつに分かれて、豊作または大漁を願うカギヒキを実施。威勢の良い声が飛び交う春の風物詩を多くの見学客が楽しんでいました。

[2/11]豊かな海を守ろう 海の環境学習会を開催
市生物多様性センターは、豊かな海の再生を目指し、環境学習会を開催しました。この取組には、国土交通省九州地方整備局志布志港湾事務所や志布志漁業協同組合が協力。参加した約30人の親子は、CO2を吸収し、“海のゆりかご”といわれるアマモの生態を学習した後、実際にアマモを割り箸に挟んで巻きつける作業を体験。志布志湾の再生に取り組むダイバー団体が割り箸ごと海底に苗付けしました。参加した木村寧呂(ねいろ)さん(山重小4年)は、「アマモを割り箸につけるのが楽しかった。またこんなイベントに参加したい。」と笑顔で話しました。