- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県志布志市
- 広報紙名 : 市報しぶし 2025年3月号
■町原大橋(都城志布志道路志布志IC—志布志港間)に橋名板を取り付けました
2月25日、都城志布志道路の町原大橋の橋名板取付式が行われ、字を書いた志布志高校書道部の4人(本紙PDF版5ページ右から武田美緒(みお)さん、加治屋望華(みか)さん、小玉ひなつさん、金井怜(れい)さん)が、自ら書いた字が記された橋名板を取り付けました。
市道町原弓場ケ尾線となる町原大橋は、全長約407m、幅10m、最も高いところで標高は79mあります。
志布志高校書道部は部員9人。今回は、2年生3人、1年生1人が担当し、中には50枚以上書いたという生徒も。
副部長の加治屋望華さんは、「多くの人が安全に利用できる橋になってほしい。自分の書いた字が残り嬉しい。」と笑みを浮かべていました。
部長の小玉ひなつさんは、「町原大橋、都城志布志道路の開通で志布志市が発展していくと嬉しい。貴重な体験をすることができて良かった。」と話しました。
■計画路線指定から30年
地域高規格道路は、地域の自立的発展や地域間の連携を支える道路です。この道路は、自動車専用道路もしくはこれと同じ程度の規格を満たし、概ね時速60キロ以上で走行できる道路として各地で整備されています。
平成6年12月16日、「都城志布志道路」は地域高規格道路として計画路線に指定され、これまで区間ごとに整備されてきました。
▽これまでの開通状況
■いよいよ宮崎自動車道と直結
2月15日には、乙房ICと都城IC間の開通式が行われ、いよいよ都城志布志道路は宮崎自動車道と直結しました。この直結により、志布志港から都城ICまでの所要時間はこれまでの52分から38分となり、14分の短縮となりました。開通式には、関係者のほか、地元の乙房小学校(都城市)の児童も参加し、地域一体で開通を祝っていました。この乙房小学校は、令和5年度の児童数が平成24年度と比較すると、約1・62倍となっており、道路整備が都城定住自立圏域への企業進出、雇用促進など、重要な役割を担っていることが分かります。
■30年目の悲願。全線開通は3月23日(予定)
全長約44kmの都城志布志道路も残る区間は、志布志ICから志布志港までの3.2kmとなりました。この区間については、今月の23日(日)の開通を予定しています。
また、都城志布志道路建設促進協議会では、全線開通を記念したデジタルスタンプラリーを実施中(5月31日まで)です。都城志布志道路を活用して、沿線の道の駅や観光施設を巡ってみませんか。