くらし 人権ってなんだろう 第40回「HIV 感染者等の人権について」

■HIV(エイズ)への誤解
HIV(エイズ)は身近な感染症です。日本は毎年1,000件を超える新規報告があります。病気の恐ろしさのみが強調されたことから、人々の間に誤解や偏見が生じました。HIV感染を理由に職場の採用取消しや診療拒否などの人権侵害が起きています。

■病気への正しい理解を
患者や感染者の方は、差別的な言動をされたり、就職や職場で不当な扱いを受けることがあります。HIVは感染しても、すぐにエイズを発症するわけではありません。最近は治療法の開発が進み、感染を早期発見し、早期治療することでエイズの発症を抑えることができるようになっています。
誰もが病気を正しく理解し、HIV感染者等が安心して生活できる環境をつくっていきましょう。

■安心して生活・治療ができる環境を
HIVに感染しても、適切な治療を継続することで発症を抑えながら通常の生活を送ることができます。治療に専念できるような周囲の理解とサポートが必要です。

お問い合わせ先:社会教育課社会教育係
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