- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県中種子町
- 広報紙名 : 広報なかたね 令和7年(2025)11月号
「食欲の秋」とも言われるほど、食べ物がおいしい季節になりました。
秋は、さつまいも、きのこ、ごぼう、柿、梨、ぶどう、鮭、さんまなど、たくさんの食べ物が旬を迎えます。
中でもさつまいもに分類される安納芋は、種子島の歴史ある特産物です。今月は、さつまいもの栄養やおいしいものの選び方を紹介します。
■栄養
(1)糖質
さつまいもは、炭水化物であるため、脳のエネルギー源であるブドウ糖(糖質)が含まれます。白米や小麦より糖質が少ないため、糖質の摂りすぎが脂肪に変わることも少なく、ダイエットにも適しています。
(2)食物繊維
食物繊維は、便の容量を増やして腸を刺激することで、便通を良くします。また、余分な脂質、糖質、塩分などと一緒に体外へ排出する働きがあるため、肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病の予防にも働きます。
(3)ビタミンE
ビタミンEは体内の脂質の酸化を防いで、細胞を若々しくしてくれます。シミやソバカスなどの改善に働き、美肌効果が期待できます。
(4)葉酸
葉酸は、血液中の赤血球を作るのを助ける働きを持っています。また、胎児の正常な発達に働くため、妊婦の方も積極的に摂取していきたい栄養です。
(5)カリウム
カリウムは、体内の塩分の排出を助け、血圧を下げる働きがあります。塩分の摂りすぎ、血圧が高い方には必須の栄養です。
その他にも、マグネシウムや鉄、ビタミン類などさまざまな栄養素が豊富のさつまいもです。旬の時期は栄養もより豊富になるので、積極的に食べましょう。
■選び方
(1)皮の色が均一、鮮やか、ツヤがある
(2)表皮に凹凸や傷、斑点がないもの
(3)見た目がふっくらしたもの
