- 発行日 :
- 自治体名 : 沖縄県那覇市
- 広報紙名 : 広報なは市民の友 2025年1月号
■首里巡検~真珠道と樋川編
皆さんこんにちは。今月は人々の暮らしを支えた、街道と樋川を紹介します。
◇真珠道(まだまみち)
真珠道は尚真王の時代に主要な街道として造られました。全長約9キロにも及び、海からやってくる敵(倭寇など)に備えるための軍用道路として整備されましたが、平時には生活道や王家の庭園であった識名園などへ向かう行幸(ぎょうこう)道として使用されました。今では日本の道百選にも選ばれるほど、歴史を感じられる、石畳の美しい道です。
〔守礼門近く~那覇港南岸〕
◇金城大樋川(かなぐすくうふひーじゃー)
金城大樋川は、共同井戸として利用されていた場所です。水脈からひかれた水を、人々は各家庭に運び利用しており、石畳道の途中に見ることができます。井戸の周囲を「あいかた積み」の琉球石灰岩によって積み上げており、美しさを感じられる井戸です。
※あいかた積み…石の自然の形を利用しながら、互いにかみ合うように積むもの。首里城や崇元寺の石垣でも見ることができます。
〔首里金城町2丁目8付近〕
◇高校生’seye
初めて訪れた真珠道と金城大樋川で、首里の歴史に触れることができました。石畳の道を実際に歩くと、足場が悪く坂の傾斜もきついため歩くだけでも大変でしたが、そこから眺める首里の景色はとても美しかったです。
金城大樋川に行き、首里が繁栄した理由に「水」が大きく関係していることを知りました。私達が当たり前に使っている水道の普及も歴史的にみると最近だと知り、水のありがたさを再認識したと同時に、生命に大切な「水」が先人たちの過ごした時と同じように今でもなお流れていることに感動しました。そういった場所が近くにあっても、行ったことがなければ何の知識を得ることもできなかったと思います。
歴史的な街である首里で毎日学校生活を送る首里高生として、自分達の住む街の歴史について皆で学び、もっと誇りを持つべきだと思いました。
担当:首里高等学校/伊敷玲海、新垣百胡、長嶺椿宮城咲希、與那城真心