- 発行日 :
- 自治体名 : 沖縄県北谷町
- 広報紙名 : 広報ちゃたん 2025年11月号
北谷町の水は、沖縄県企業局が北谷浄水場できれいにした水を購入してします。その購入した水は、町内に3箇所ある配水池(桃原配水池・謝苅配水池・上勢頭配水池)に貯められ、配水池から水道管(送水管・配水管)を通って、みなさんの家や学校、会社、商業施設などに届けられています。
配水池は、高さ約18m、直径約15m、有効容量約2,300立方メートル~2,600立方メートルの大きな施設です。また、水道管は、道路の下に布設されていて、総延長は約166kmあります。
沖縄本島が南北約100kmなので、約1.7倍もの水道管が町内の道路下に張り巡らされています。
◆水道施設の現状はどうなっているの?
最近、水道管の破損事故のニュースを見かける機会が増えています。全国的に法定耐用年数40年を超えた水道管が多くあり、水道管の老朽化が深刻な社会問題になっています。
令和6年1月に発生した能登半島地震では、水道管の老朽化が進んでいたために、最大で約14万戸で断水するなど大きな被害が生じ、一部の地域では5か月もの間断水が続き、水道管の復旧に時間がかかりました。
◆北谷町の水道施設はどうなっているの?
北谷町は、昭和33年から水道事業を開始し、令和5年3月末時点でこれまでに布設した水道管の総延長は約166kmあります。その中でも昭和61年度から昭和63年度、平成9年度から平成13年度に布設した水道管が多くあり、令和15年度には全体の約40.3%(約67km)が法定耐用年数40年を経過する見込みとなっています。
・老朽化した水道管は、壊れたり、継手の部分から漏水が起こります。
・耐震管は、継手の部分が伸び縮みして抜けにくく、地震が起きたときに地面の揺れにも耐えることができ、漏水を防ぎます。
※地震などの災害が起きたときに、みなさんが安心して水道水が使えるようにするためには、地震に強い水道管に替えたり、強い地震が起きたときでも壊れないような水道管を整備する必要があります。
※国(国土交通省)は、全国の水道施設だけでなく下水道施設も含め、主要な施設で集中的に耐震化対策を進めるために取り組んでいます。
※老朽化した水道管の更新には、費用と時間がかかるので、計画的に進める必要があります。
お問い合わせ:上下水道課
【電話】936-3923
