くらし 海外から侵入した農作物の害虫 セグロウリミバエが発見されました

令和6年3月に本島北部に侵入したセグロウリミバエが、本島中部においても確認されました。
本種が、まん延すると農作物に大きな被害を及ぼす恐れがあるため防除を実施しております。
広く町民の皆様へ、防除へのご理解・ご協力をお願いいたします

■セグロウリミバエってどんな虫?
▽作物への被害
アジアに広く分布し多くの生果実を加害する。メス成虫は果実に産卵管を差し込み産卵。幼虫は果実内部を食害し果実の落下や腐敗を引き起こす。

▽寄生する果実
主にウリ類(ゴーヤー・ヘチマ・モーウイ・かぼちゃ・スイカ・トウガン・きゅうり等)その他。

▽成虫
体調8~9mm

▽ウリ科果実から出てきた幼虫
多いときは数十匹の幼虫が出てくる
体調7.5~9mm

■防除ってどんなことするの?
1.果実のサンプリング調査を実施します
※家庭菜園等も対象となります。
2.寄生果発見地の寄生対象果実を除去します
※所有者の同意を得て行います。
3.ミバエ類トラップの増設を行っています
4.寄生果発見地の周辺に殺虫剤を散布します
※人畜に対して安全性の高い薬剤を使用しています。(1週間に1回程度のペース)

■生産者(農家)の皆様へのお願い
(1)施設栽培では、防虫ネットのメンテナンスや入口の二重カーテン等で虫の侵入を防ぎましょう
(他の病害虫の防除にもつながります)
(2)栽培の終了した作物は、速やかに片づけましょう
多くは放置果実から幼虫が見つかっています
(3)不要な果実は集めて埋設するか、ビニール袋に入れて密閉し虫を死滅させるなどして、虫の侵入拡大を防ぎましょう
厚手のビニール袋に入れてねじって固く縛り、ガムテープ等でしっかり密閉する
(4)適切な薬剤防除によりセグロウリミバエの寄生を防ぎましょう
★植物防疫法に基づき散布できる農薬のリストがあります。(侵入地域に限る)
★詳しくは下記連絡先にお問い合わせください

■家庭菜園の皆様へのお願い
(1)栽培の終了した作物は、速やかに片づけましょう
自然に生えたもの(ナンクルミー)やウリ科雑草も、できるだけ抜き取りましょう
(2)不要な果実はビニール袋に入れて密閉し、虫が死滅してから地域のルールに従って処分しましょう
厚手のビニール袋に入れてねじって固く縛り、ガムテープ等でしっかり密閉する
(3)地域外へのウリ科果実の持ち出しを、できるだけ控えるようお願いします
・子に送る・親戚におすそわけ…今期はガマン!
(4)家庭菜園では、できるだけウリ科野菜の栽培を控えてくださるようお願いします
多くが家庭菜園から見つかっています!

・詳しくはこちら!
沖縄県病害虫防除技術センターホームページ

(5)もしウリ類果実の中にウジ(幼虫)を見つけたら、すぐに下記に御連絡下さい!
・沖縄県中部農業改良普及センター【電話】098-894-6521
・沖縄県病害虫防除技術センター【電話】098-886-3880
・西原町役場産業観光課農林水産係【電話】098-894-4540