子育て 健康だより

■親子健康手帳ってなぁに?
みなさんは「親子健康手帳」を知っていますか?「母子手帳」と言えばわかる方は多いと思います。妊婦健診や出産の記録、こどもの成長や予防接種の記録がこの一冊で管理できます。また、20歳になったこどもに直接手渡しすることで、親子の絆を深める良さがあります。

親子健康手帳(母子手帳)は時代とともにその呼び方や内容が変わってきました。

●戦前から戦後初期 1937年(昭和12年)~1959年(昭和34年)
「妊産婦手帳」→妊娠から出産までの記録ができ、食料不足の中でも手帳の持参で米や腹帯用さらし等の物資の配給を受けることができました。

●琉球政府時代 1960年(昭和35年)~1971年(昭和46年)
「母子手帳」→乳幼児までの記録もできるようになりました。

●復帰後から昭和時代 1972年(昭和47年)~1988年(昭和63年)
「母子健康手帳」→集団健診による乳児健診を開始しました。

●平成から現在 1989年(平成元年)~現在
「親子健康手帳」→母子保健法では「母子健康手帳」ですが、沖縄県ではお父さん、お母さんが書き込める欄を充実させ、こどもの成長記録として20歳まで記録ができるよう「親子健康手帳」と表記しています。

親子健康手帳は妊娠届出をすることで受け取りができます(婚姻の有無は問いません)。親子健康手帳をもらうことで、母子保健サービスの案内や妊婦健診の補助券を受け取ることができます。他にも、相談支援(赤ちゃんを迎えるために保健師や管理栄養士、社会福祉士による相談)や経済支援(出産子育て給付金10万円)を受けとることができます。西原町の母子保健係は赤ちゃんが産まれる前から産まれた後まで、切れ目ない支援を目指しています。妊娠がわかったら早めに母子手帳を発行しましょう。

参考:沖縄小児保健協会のホームページ

お問い合わせ:こども課 母子保健係
【電話】098-945-5311