くらし 令和7年度予算 久米島町の今年の予算(3)

■出て行くお金(歳出)
令和7年度の久米島町は、どのようなことにどれくらいのお金を使うのか見てみましょう。

◆令和7年度一般会計 目的別歳出予算

◆〔令和7年度〕支出の特徴
・今年度の歳出内訳を見ると、行政の運営経費や沖縄振興特別推進交付金を計上している経費(総務費)が22.1%と最も高く、次に、福祉の充実に係る経費(民生費)が18.2%と続いており、次に、農林水産業の振興と活性化に係る経費(農林水産業費)が11.6%となっており、借金の返済である公債費は予算全体の7.9%を占めています。

◆性質別歳出予算
◇義務的経費
職員の給料や手当などの「人件費」と子ども手当や障害者支援などの福祉医療に係る費用である「扶助費」、町の借金返済である「公債費」の合計
36億3千672万1千円(40.2%)

◇消費的経費
公共施設の光熱水費や管理費などの「物件費」、施設の修繕などの「維持補修費」、各種団体への補助金などの「補助費等」のことで、後年度に形を残さない性質の費用の合計
27億443万5千(29.9%)

◇投資的経費
公共施設の建設や大規模改修、道路、公園、港湾の整備など将来にわたり使用するような施設を作る費用である「普通建設事業費」と災害が発生した際の復旧に係る「災害復旧費」の合計
18億1千319万6千円(20.0%)

◇その他の経費
基金(貯金)への「積立金」や国保・後期高齢者医療、下水道など他会計への「繰出金」や予算編成時に予見できなかった経費に対応する「予備費」の合計
計8億9千674万9千円(9.9%)

◆性質別に見た予算の特徴
・必ず支払わなければならない経費である「人件費」「公債費」「扶助費」の割合が全体の36.0%と高く、財政の硬直化の傾向があります。
・今後は総合計画に基づいた各種施策の予算配分と計画的な起債(借入金)活用による公債費の抑制を図る必要があります。