くらし 地域DXのヒント

■都道府県と市町村が連携したDX推進体制の構築に向けたデジタル人材確保プロジェクト

地域DXのヒント第 14 回では、13 回に引き続き「都道府県と市町村が連携したDX推進体制の構築」についてご紹介します。
推進体制の構築に当たっての課題として、「(1)デジタル人材の採用に必要なノウハウが十分ではない」、「(2)確保できるデジタル人材の質・量ともに十分ではない」、「(3)確保した人材の行政実務に関する基礎知識(議会対応・予算等)が不足しており、十分に活躍できない」との声も寄せられているところです。
こうした課題を踏まえ、総務省においては、「都道府県と市町村が連携した DX推進体制の構築に向けたデジタル人材確保プロジェクト」を、以下の通り、推進しております。
(1)の課題について：管内市町村の課題の洗い出し・深堀、人材像・業務の明確化、人材確保方法の検討、採用工程・人材の管理体制の整理～人材の確保の各ステップについて、支援を必要としている都道府県を伴走支援。
(2)の課題について：企業等をターゲットにした広報媒体も積極的に活用し周知するとともに、関係企業等に広く協力を呼びかけ、人材プールの候補となる企業・人材をリスト化。
(3)の課題について：基礎的な行政実務に関する研修メニュー・テキストを作成・公開するとともに、自治大学校等で、採用が決定したデジタル人材に対し、行政実務研修を実施。
各都道府県における推進体制構築に向け、引き続き、上記プロジェクトをはじめとした支援を行っていきます。

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