- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道札幌市西区
- 広報紙名 : 広報さっぽろ 西区 2025年10月号
西区のまちづくりを盛り上げ、活躍する人を紹介する「やまベェフレンズ」。消防団は、地域の安全を守るために防火・防災活動を行う消防組織です。今月は、消防団員として長年活動を続ける高野さんにお話を聞きました。
◆「自分たちのまちを、自分たちの手で守りたい」
・西消防団発寒分団 部長
高野 美由紀(たかの みゆき)さん
◇消防団に入団したきっかけを教えてください。
PTAの役員をしていた時に、役員仲間から、消防団で女性団員を募集していると声をかけられたのがきっかけです。発寒分団で初の女性団員として平成9年に入団して、今年で28年になりました。
◇消防団では普段どんな活動をしているのでしょうか。
主に、町内会などの防災訓練や救命講習の指導といった予防啓発活動をしています。団員は日中ほかの仕事をしているので、地域のパトロールは夜に行うことが多いですね。また、災害時は現場に駆けつけて消防士と連携して対応するので、いざという時に必要な消火や救助などの訓練も行っています。毎年6月の訓練大会では、西消防団の5つの分団が、身に付けた技術を競いながら披露しています。
◇どんなときにやりがいを感じますか。
毎年、商店街の夏祭りに消防団でブースを出しています。子ども用の消防服の試着や、訓練用の人形を使った心肺蘇生の体験コーナーに、子どもたちがキラキラした目で来てくれるのが本当にかわいくて。「実際に倒れている人がいたら大人を呼ぶんだよ」と教えると真剣に聞いてくれて、大人も一緒に習ってくれる。やっぱり、地域の方と直接触れ合ってお話できるのが楽しいですし、一番の啓発になるので、すごくやりがいを感じますね。
◇消防団に興味のある方にメッセージをお願いします!
18歳以上であれば、性別関係なく、学生さんも大歓迎です。体力自慢である必要もありません。一番大事なのは、「自分たちのまちを自分たちの手で守りたい」という熱意です!年代も職業もさまざまな仲間たちが活動しているので、ぜひ、一緒にまちを支えていけたらうれしいですね。
◆消防団員として活動してみませんか?
西区に居住または通勤・通学している、18歳以上の心身ともに健康な方であればどなたでも入団できます。
◇消防団員ってこんな人です!
・非常勤特別職の地方公務員です
・災害時には消防士と連携・協力します
・年報酬のほか、災害時の出動や日々の訓練など、活動ごとに報酬を支給します
問い合わせ:西消防署予防課
【電話】667-2100
