くらし 令和7年度 市政執行方針 教育行政執行方針

2月26日に第1回函館市議会定例会で行った執行方針について、内容を要約して紹介します。

■函館市長 大泉 潤
本年は、私にとって、市長任期の折り返しの年です。「誰ひとり取り残さない」という信念のもと、幅広い分野において誰もが幸せを感じられるように取り組んできたまちづくりは、新たな可能性の芽が生まれてきています。
一方で、本市の少子化には歯止めがかかっておらず、まちの活力や都市機能を維持するために、少しでも人口減少を抑制しなければなりません。
安定した雇用の確保や子育てと仕事の両立しやすい環境整備が、多くの若年層の声です。私はそうした想いに応え、若者に選ばれるまちとなるよう、また、あらゆる場面におけるジェンダーギャップ解消をめざし、取り組みを進めます。
このまちを発展させていくためには、デジタル技術の進展や再生可能エネルギー中心の産業構造への転換、社会的・文化的な価値観の多様性への理解など、こうした社会情勢の変化の流れを捉え、新しい取り組みへの積極果敢な挑戦が必要です。
函館を豊かで魅力あるまちとして次の世代へとつないでいくため、あらゆる可能性への挑戦を続け、このまちの未来を皆様とともに切り拓き、市民の幸福度向上に向け全力で市政運営に取り組みます。

■教育長 藤井 壽夫
令和7年度に重点的に取り組む施策について申し述べます。
社会が大きく変化し、将来の予測が困難な時代において、誰一人取り残さず個々の可能性を最大限に引き出す教育の実現を目指し、学校に多様な人材を配置するなど、きめ細かな指導体制の整備を進めるとともに、ICTの効果的な活用による学習活動の充実を図ります。
地域とともにある学校づくりの推進については、休日の学校部活動の地域移行に向けた準備や拠点校方式による部活動を進めます。
函館への愛着や誇りと未来へ飛躍する力の育成については、函館で活躍した人物に焦点をあてた中学生向け歴史人物読本を作成します。
心の豊かさを育む文化芸術の振興については、市民創作「函館野外劇」等を支援するとともに、文化芸術団体の自主的かつ活発な活動を支援します。
健やかな心身を育む運動やスポーツの振興については、全ての市民が自分に適した運動やスポーツに出会える環境を整えるとともに、健康意識の向上に努めるほか、緑の島へのスケートボードエリアの開設やサッカーJリーグの開催時期の変更を受けて、プロチームの合宿誘致に取り組みます。

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