- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道帯広市
- 広報紙名 : 広報おびひろ 令和7年9月号
帯広市民の死因として最も多いのが、がんです。日本では2人に1人が、がんになると言われており、すべての人にとって身近な病気です。がんについて正しく知り、自身や家族の健康づくりに生かしましょう。
■日本人のためのがん予防法(5+1)
がんの要因は、生活習慣と環境が深く関わっていると言われています。「5つの健康習慣」に加え、「感染症対策」を実践することで、がんになるリスクを下げることができます。
▽「5つの健康習慣」の実践数とがんの罹患リスクの関係
5つの健康習慣のうち、0または1つのみ実践した場合のリスクを100とした場合
[1]禁煙する
たばこを吸っている人は禁煙し、吸わない人は他人のたばこの煙を避けましょう。
[2]節酒する
飲酒量を減らすほど、がんになるリスクが低くなります。1日当たりの飲酒量は、日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本までを目安にしましょう。
[3]食生活を見直す
減塩を心掛け、野菜や果物が不足しないようにしましょう。熱い食べ物や飲み物は、冷ましてから口にするようにしましょう。
[4]運動する
座りっぱなしを避け、できる限り身体を動かす時間を増やしましょう。
[5]適正体重を維持する
肥満度を示すBMIを確認し、適正な範囲となるよう体重を管理しましょう。
適正なBMI値の目安【(体重kg)÷(身長m)2】
男性21~27、女性21~25
[+1]感染症の検査を受ける、ワクチンを接種する
ウイルスや細菌感染ががんの原因になる場合があります。(肝炎ウイルス、ピロリ菌、ヒトパピローマウイルスなど)
(国立がん研究センター「日本人のためのがん予防法」)
■自覚症状がないときにこそ、がん検診を受けましょう
自覚症状がない場合、「健康だから大丈夫」と考えてがん検診を後回しにしがちですが、気付いたときにはがんが進行し、治療が難しくなる場合があります。早期がんのうちに発見できる期間は1~2年のため、がん検診による早期発見が重要です。
がんは早期の場合、9割以上が完治すると言われています。早期発見のため、定期的にがん検診を受けましょう。
市では、加入している健康保険の種類に関わらず、胃がん・肺がん・大腸がん・前立腺がん・子宮がん・乳がんの検診、肝炎ウイルス検診を低額で受けられます。
詳細は、コミセンなどに設置している「健康づくりガイド」や市ホームページ、広報おびひろ9月号の折り込みチラシ「がん検診・生活習慣病予防健診のご案内」などを確認してください。
問合せ:健康推進課(東8南13、保健福祉センター内)
【電話】25・9721
市ホームページ.1004884